群馬県

正面も凄いんですが、側面もすごい！胴羽目や欄間、斗栱間や支輪、縁下に至るまで彫り物で埋め尽くされています。仏教寺院の堂宇でこれだけの質と量の彫り物は本当に珍しいです。

彫刻の無い部分を探す方が大変なくらいに彫り物でびっしりと飾られた地蔵堂。仏教寺院の堂宇でこれだけの質と量の彫り物というのはかなり珍しいのではないかと思います。

樹齢500年以上と推定される大けやきがある川田神社の境内社。胴羽目には素朴な波に鯉の彩色彫刻がありました。

三国志演義や中国故事、日本神話に取材した彫師不詳の緻密な彫り物は200年の年月が経過しても、ほぼ完全な形を留めていました。

拝殿正面の扉から覗くと見事な天井画が目を引きます。他に窓は無く、御本殿は暗くてほとんど見えませんが、拝殿の壁には大きな壁画と、その上には小林源八作の縦125cm 横170cmの大きな欄間彫刻が有ります。

「宮大工の技術の高度化に伴って彫刻がふんだんに取り入れられた本殿は、江戸時代中期以後に急速に普及した装飾建築の特徴がよく表れている」と高崎市のサイトに載っている神社です。

樹齢400年にもなる大杉で知られる戸春名神社は、元々はこの地方の氏神でしたが、室町時代に榛名神社の神徳にあやかろうと分霊を勧請、外榛名神社と呼ばれた様です。

往時はとても煌びやかだったと思われる彩色胴羽目彫刻。色はすっかり寂れてしまってますが、それでも見事な七福神の彫り物は一見の価値有りです。

磐永姫というのは大山祇神の娘で、妹の木花佐久夜姫と一緒に瓊瓊杵尊に嫁ぎます。姿も心も美しい木花咲耶姫が瓊々杵命の寵愛を受けるのを目の当たりにした、姿も心も醜い岩永姫は嫉妬に狂い、宮中で暴れ回ります。追記有り（2024.03.29）

宝暦四年（1754）大工棟梁 下野國芳賀郡興能村 黒崎勝右衛門により現堂宇が普請が行われた事が棟札により確認できます。元は萱葺であったが、その後鉄板で覆い、平成三十一年（2019）の大改修で銅板に葺き替えられました。

木曽義仲が討たれた後、遺臣達が義仲の崇敬した三座「岡田・沙田・阿礼神社」を勧請して創建した神社です。拝殿には早逝の名工・岸幸作の見事な彫刻があります。

竹林の七賢とは、3世紀の中国で、常軌を逸したような発言や奇抜な行動で知られた七人の賢者の事。

胴羽目三面には群馬県でよく見掛ける「波に扇子とか団扇とか軍配とか」の彫り物がありました。

ここのお目当ては、石本勝左衛門勝辰が地元の大工星野幸右衛門に建てさせた十一面観音堂。仁王門をくぐってすぐ左側にあります。

宮田不動尊の隣、というより同じ境内に鎮座します

平成十七年に改修された、きれいな彩色の彫刻が見事な御本殿です。

日本三妙見のひとつとして知られ、千年以上前に創始されたと伝わる妙見社御本殿には長谷川源太郎の見事な彫り物がありました。

子宝や子育ての神様として信仰され 昭和初期まで夥おびただしい数の「お姿」が神前を飾ったらしいですが 今では拝殿内に数える程が並べられているだけです

屋根と鉄柵と網に護られた明るく鑑賞しやすい御本殿には、見事な彫り物が所狭しと飾られていました。

愛宕山古墳墳頂に鎮座する愛宕神社。胴羽目には福禄寿や布袋尊などの福の神が彫られています。