菊姫が飾られた [武尊神社] 群馬県

武尊神社 神社仏閣
プロフィール

彫師歴四半世紀余。東京六本木にて刺青芸術工房龍元洞を主宰。
日本のみならず、世界中で日本伝統刺青に注目が集まる中、世界の刺青大会に参加、北米・南米・欧州・豪州など各国の刺青師と交流。日本古来伝統の手彫りの技術の継承・研鑽とともに、日本文化の紹介にも力を注いでいます。

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令和五年四月上旬 群馬県片品村の武尊神社に参拝しました。

武尊神社鳥居

片品村に点在する武尊神社の一つです。

武尊神社

御祭神 日本武尊やまとたけるのみこと

武尊神社御本殿

左に「菊姫」が描かれた絵額が見えます。案内板によると保多加御前の伝説からこの図柄が生まれたと言われているそうです。でも どう見ても菊慈童ですね。片品村重要文化財。

菊姫

向拝に掛けられた赤い布が印象的です。

武尊神社御本殿

向拝。

武尊神社御本殿向拝

中備の龍。

龍

横窓が無いので斜めから。千羽鶴の蔭に隠れてしまって胴羽目は見えませんね。脇障子は鳥。

武尊神社御本殿

どこか見える所が無いかと 裏へ廻ります。

武尊神社御本殿覆屋

丁度良い所に節穴がありました。

節穴

直径がホンの1、2センチの節穴なのでスマホカメラです。

武尊神社御本殿

これは絵額と同じく菊慈童ですね。胴羽目が先と考えるのが自然ですが 絵額の方だけ片品村重要文化財。

穆王ぼくおうに愛された慈童は 枕を跨いだ咎で流刑に処せられます。形見に王に授けられた妙文を忘れないように毎日菊の葉に書き付けていましたが その葉から滴る露を飲んで不老不死になりました。

七百年の月日が流れ 霊水が湧き出したという奇瑞を探索に来た勅使に 少年の姿で発見されます。

「夢もなく ただただ辛いばかりの日々。ひとり寂しく寝る床の 袖も乾かぬ涙の雨…」

菊慈童

700年独りぼっちなんて…

隙間だらけの覆屋ですが 写真を撮るとなると中々良い隙間がありません。

やっと見つけた左斜めからの御本殿。う〜ん 私がどうこう言う筋合いではないのですが…  雑巾そこに掛けるかな〜。

武尊神社御本殿

右端にある境内社にも胴羽目彫刻が有りました。

武尊神社御本殿

小さいながらも立派な彫り物が施されています。

武尊神社境内社

軍配を持った人物と巻物を広げる童子。これは何でしょうね?

武尊神社境内社胴羽目

ご存知の方 いらっしゃいましたらご教示願います。

武尊神社御本殿と境内社

寂れているものの 彩色されて立派な彫り物がある見事な御本殿でした。

刺青師・龍元

052(2023.05.05)

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