令和八年八月八日「新美の巨人たち」で川越氷川神社 本殿彫刻が特集されました。
ここは東面(右面)胴羽目彫刻の題材の解説について論争があり 注目していましたが 今回の国の重要文化財指定を機に長年のとりけらさんの働きかけが実を結んだ様です。(とりけらのアウトドア&ミュージック日記をご参照ください)

番組の中で 彫師として 嶋村源蔵だけが紹介されていたのが気になりました。ここは嶋村源蔵の他 飯田岩次郎が参加している事が公式に発表されています。
その他の内容についても 愛好家の間では既知の事ばかりで少し物足りない気もしましたが 30分という尺とテレビという媒介の性質上 万人向けにならざるを得ないのは理解できる所です。有名芸能人を起用して人気番組での特集は 意味のある事だったと思います。
何より 間近からの動画撮影は嬉しかったです。あそこまで立体的だとは思いませんでした。
新発見
玉垣の外から向拝の龍を見るのは 距離があるため今まで諦めていましたが 今回はっきり見る事ができたのは収穫でした。
向拝の龍は子引き龍ですが そのうちの一匹の子龍↓の鱗がレンガの様です。

龍の鱗については 以前から各地の神社で注目して来ましたが このレンガ状の鱗の龍は埼玉県のある地方に集中して見る事ができます。
こちら↓は秩父市の三峯神社手水舎の龍。

こちら↓は東松山市の大雷神社の社号額の龍。

↓同じく大雷神社御本殿海老虹梁の龍。

↓川越市の的場八幡神社御本殿向拝柱の龍。

↓横瀬町の中郷諏訪神社御本殿向拝柱の龍。

↓横瀬町の宇根八坂神社唐破風下の龍。

↓秩父市の秩父神社奉納額の龍。

三峯神社手水舎と 大雷神社御本殿は 飯田岩次郎彫という事が分かっている様です。その他の龍も飯田岩次郎の活動地域に重なります。
番組ではフル無視だった飯田岩次郎ですが もしかしたらこの向拝の龍は岩次郎彫なのかな〜なんて想像します。
すると 向拝の子龍にそっくりな海老虹梁の龍も岩次郎彫?

それとも レンガ状の鱗の龍は実は嶋村源蔵が元祖で 岩次郎が触発された?
もしくは逆?
それとも 案外いろんな人がやっていた?
なんて想像して楽しんでます。
刺青師・龍元
2026.08.13


コメント
龍元 様
TV放送の情報、大変ありがとうございました
放送については知りませんでしたので助かりました
おっしゃる通り、「神社側の最新公式見解」が出るのか?出ないのか?
非常に興味があるところです
今後とも、情報がございましたらご教示いただけますと幸いです!
トリケラ
着眼点が違いますね!!
龍の鱗でパート2(放映)出来そうですね。
色々な着眼点で特集して貰いたいですね。
それにしてもレンガ状の鱗の龍は沢山ありますね。