埼玉県

具が顔の中心集まった 味のある表情の造形が印象的な唐子が25人もいます。

誰かにスライスされてしまったかの様に見える彫刻が気になる神社です。

これ以上は無い位に立派な覆屋で、人の管理もあり、すぐ間近で鑑賞する事も出来ます。こんな感じで末長く保って貰えれば良いのかも知れないと思いました。

右面には中国古典劇目から題材を取った収周倉、左面には金龍周武王を護る、背面には蕭史と弄玉を表した胴羽目がありますが、右面左面は外から窺う事は困難です。

見事な彫刻で飾られた御本殿。向拝柱・海老虹梁には龍、胴羽目・脇障子には上元夫人や黄安仙人・張果老・李鉄拐などの仙人が彫られています。

現在は門の前で途切れていますが、旧鎌倉街道が目の前を通っていて、源頼朝が那須野へ鷹狩に向かう途中に立ち寄ったり、新田義貞が鎌倉攻めの際に戦勝祈願をしたりなど、歴史のあるお寺です。

郭巨は極貧に喘いでいた。 年老いた母を養う為に 口減らしに我が子を埋めようとした。 選択肢は無かった。 子供を埋めるための穴を掘った。 金塊が出て来た。 郭巨は孝行心に感じた天が 我に与えた物であると勝手な解釈をした。 未遂とはいえ 殺人計画に着手した上に 遺失物横領の罪を重ね　以降一家は幸せに暮らせたのだろうか。

絵画や彫刻 歌舞伎など 日本の伝統芸術では獅子には必ず牡丹です。刺青で唐獅子に紅葉を合わせたら 彫師の無知が笑われる事になります。

横窓が無く、背面の窓もルーバーが取り付けられているので、鑑賞するのが非常に困難な神社です。

妻子をもたず、庭に梅を植え鶴を飼い、「梅が妻、鶴が子」といって笑っていた。行書が巧みで画も描いたが、詩を最も得意とした。 「廬を西湖の孤山に結んで詩作に興じ一歩も湖外に出でず　客あれば童子をして鶴を放たしむるといふ。梅を愛し鶴を養ひ　悠々たる生涯は誠に道釈人物中の好画題である。」（金井紫雲著　東洋画題綜覧より抜粋）

拝殿正面の梁の上の小壁には彩色彫り物がありました。 蛸です。 扁額の左右には鯛です。 なんか 機械みたいな感じ。 ここには これを目当てにやって来ました。 この仮面ライダーアマゾン（古い！）みたいなのは 人魚って事 ...

令和六年一月中旬　埼玉県秩父市の常泉寺に参詣しました。 ここのお目当ては境内にある観音堂。でも胴羽目の様な大きな彫り物はありません。 明治三年（1870）に神仏分離で 秩父神社境内の薬師堂をこちらに移築したそうです。 兎ノ毛通の鳳凰。 唐破...

横窓が無いので、具に鑑賞するのは難しいのですが、それでも節穴や板の隙間からなんとか覗く事ができました。

案内板によると 向かって右側の社は姫織神社並びに天満天神社。中央に恒持神社・左に稲荷神社の御本殿があります。

追記あり（2024.01.28） 「韓信の股くぐり」 漢の高祖を助けて天下統一を成し遂げた前漢の武将・韓信は　若いころ街でチンピラにけんかを売られたが　じっとこらえて相手の股をくぐり許しを請うた。 大望を抱く者は目前の苦労や恥は、耐え忍ばねばならぬ事のたとえ。

武州世直し一揆の頭取の紋次郎という大工が彫った龍があります。

埼玉県に点在する飯田岩次郎彫の龍に似ている龍があったので具に見てみました。

ここの牛若丸の胴羽目は、猿田彦神社の胴羽目や、その前に参拝した社号不明神社の胴羽目ともそっくりなので、似た胴羽目が三社にある事になります。同じ彫師かどうかは 私には分かりませんが　社号不明神社の武内宿禰も ここのと似ていると思います。

神社へは昭和電工秩父工場の受付を通って行きます。他に観音堂やハイキングコースなどもあり 受付で来意を告げると 道を説明してくれます

前を通る人が皆 一様に「わあ」「キレイ」「凄い」と感嘆の声をあげろ程、インパクトのある手水舎です。