名勝・行道山浄因寺境内に鎮座する [熊野心月堂] 栃木県

梅妻鶴子 神社仏閣
プロフィール

彫師歴四半世紀余。東京六本木にて刺青芸術工房龍元洞を主宰。
日本のみならず、世界中で日本伝統刺青に注目が集まる中、世界の刺青大会に参加、北米・南米・欧州・豪州など各国の刺青師と交流。日本古来伝統の手彫りの技術の継承・研鑽とともに、日本文化の紹介にも力を注いでいます。

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令和五年八月上旬 栃木県足利市の浄因寺じょういんじ境内社 熊野心月堂に参拝しました。

山頂近くの駐車場までは 細い道を車で行きます。

駐車場から案内板の現在地までは 私の感覚的には5-6階くらいの高さ。案内板を見ると 先が長そうでクラクラしましたが 実際には案内板から御本堂までは同じくらいの距離でした。

浄因寺案内板

途中 山門を二つくぐります。

浄因寺山門

途中 体長30cmくらいのウリ坊二匹に遭遇したので 近くに親がいるのでは? と警戒しましたが 無事に御本堂へ到着。

浄因寺御本堂

お目当てはこの御本堂の脇の石段をさらに登った所にあります。

熊野社参道

やっと到着しました。

熊野社
熊野社

窓は正面のみ 中は非常に暗いです。

熊野社内部

木階の右側。

亀仙人 黄安

三千年に一回出すという亀の頭を 五回見たと言い張る 亀仙人・黄安です。

亀仙人 黄安

三千年に一回しか出さない頭を目撃している私たちも超ラッキーなのかも知れません。

亀仙人 黄安

でも もしかしたら三千年に一回ですが 2,999年の間 頭を出しっ放しなのかも知れません。

亀

熊野三神を祀っているのだと思いますが 三間社で扉が三つ。それぞれの扉には鷹と 脇板に昇り下りの鯉の滝登りの彫り物がありました。

正面扉

中央扉脇板の昇り下りの龍。

龍

ハーケンクロイツを連想させるとして 欧米人に嫌がられる紗綾形の地紋彫りが美しいです。

龍

浜床蹴込板には唐獅子

唐獅子

ちょうどこんな感じで ウリ坊が横から出てきて 参道沿いを走って行きました。

唐獅子

木階の左側です。

梅妻鶴子 林和靖

画題は梅妻鶴子の林和靖りんなせい

梅妻鶴子 林和靖

梅と鶴をこよなく愛します。 

梅妻鶴子 林和靖

山歩きをする友人によると 熊はもちろん怖いが 猪も突進してくると本当にヤバいらしいです。熊に猪、スズメ蜂や蛇など、山は危険がいっぱいですね。

山では 小枝や木の実が頻繁に落ちて来て そこココで ガサっ と音がするので その度に飛び上がってしまいます。

刺青師・龍元

088(2023.09.05)

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