神社仏閣

胴羽目は神話から [出世稲荷神社(鑁阿寺境内社)] 栃木県

令和六年二月中旬 栃木県足利市の鑁阿寺ばんなじに参詣しました。 鬼瓦と龍が参詣者を威嚇します。 応永十四年〜永享四年の大規模改造の時に付けられたという向拝 。ですが 六百年前というと室町時代。その頃の彫り物とはちょっと考えにくいですね。 公式サイトには記載がありませんでしたが 案内板には「昭和八年に解体修理をした」 とあるので、ちょくちょく改築してるのかも知れません。
栃木県

足利義兼が勧請したと伝わる [菅東山出世稲荷神社] 栃木県

令和六年二月中旬 栃木県足利市の菅東山出世稲荷神社に参拝しました。 正治元年(1199)勧請御祭神 倉稲魂命うかのみたまのみこと 御本殿側に廻ります。 なんと 胴羽目彫刻ではなく画です。 というのは知ってて来ました。 これは神功皇后の「腋盾...
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蛸と人魚が参拝者を迎えます [諏訪神社] 埼玉県

拝殿正面の梁の上の小壁には彩色彫り物がありました。 蛸です。 扁額の左右には鯛です。 なんか 機械みたいな感じ。 ここには これを目当てにやって来ました。 この仮面ライダーアマゾン(古い!)みたいなのは 人魚って事 ...
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玉井の名工・飯田和泉 [常泉寺観音堂] 埼玉県

令和六年一月中旬 埼玉県秩父市の常泉寺に参詣しました。 ここのお目当ては境内にある観音堂。でも胴羽目の様な大きな彫り物はありません。 明治三年(1870)に神仏分離で 秩父神社境内の薬師堂をこちらに移築したそうです。 兎ノ毛通の鳳凰。 唐破...
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三国志演義三大名場面 [諏訪神社(恒持神社境内社)] 埼玉県

横窓が無いので、具に鑑賞するのは難しいのですが、それでも節穴や板の隙間からなんとか覗く事ができました。
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覆屋の中には御本殿が三棟 [天満天神社織姫神社と稲荷神社と恒持神社] 埼玉県

案内板によると 向かって右側の社は姫織神社並びに天満天神社。中央に恒持神社・左に稲荷神社の御本殿があります。
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二十四孝に取材した彫り物 [水神社] 千葉県

令和六年新年寺社彫刻巡礼の旅最後の神社。二十四孝に取材した見事な胴羽目や脇障子が参拝者を唸らせます。
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左右胴羽目は唐物 [天神社] 千葉県

新年寺社彫刻巡り 第二十六社目。空振りを入れると二十九社目。集中力も限界に近づいて来ています。
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二十二人の親孝行な人たち [滑河山龍正院] 千葉県

後でグーグルマップで確認すると 外側には各面五つづつ 計二十の蟇股がある筈ですが 正面の中央は額に隠れて見えなかったのでした。外陣の額の裏は確認したのに。。。きっと正面中央の額裏には大舜がいたに違いないと思います。
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龍乗り仙人と虎乗り仙人 [星宮大神] 千葉県

詩人の李白が列仙全伝に載っているのは知っていましたが、二十四孝の呉猛が大仙人だったというのは驚きです。
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十二年に一度 辰年の御開帳! [舎人氷川神社(再訪)] 東京都

追記あり(2024.03.01)十二年に一度のご開帳。やはり 直に見ると違います。特に向拝の龍はご開帳の時しか正面から見られません。高澤改之助彫と推定される見事な彫り物の数々を堪能して来ました。
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表情豊かな彫り物 [八幡宮 光明院境内社] 千葉県

始皇帝の暗殺に失敗した張良は下邳に身を潜めていた。 ある日、橋の袂を通りかかると汚い老人が靴を橋の下に放り投げた。 「おい若いの、下りて靴を取ってこい」 張良は殴りつけようかと思ったが、相手が老人なので我慢して靴を取って来た。 「その靴をはかせろ」 張良は「すでに拾ってきてやったんだから」と考え、老人に靴を履かせた。 「5日後の早朝ここに来い」 5日後の朝、日が出てから張良が行くと、老人は既に来ていた。 「目上の人間と約束しながら遅れるとは何事だ、帰れ。また5日後早朝に来い」 5日後、張良は夜中に家を出たが、既に老人は来ていた。 「遅れるとは何事だ、帰れ。あと5日したらもう一度早く来い」 次の5日後、張良は夜中から約束の場所で待った。しばらくして老人がやって来た。 老人は張良に一編の書物を渡し 「これを読めば王者の師となれる。」 授かった書は太公望の兵法書で、張良は不思議に思いながらもこの書を繰り返し誦読したという。 後に張良は軍師として劉邦の天下統一を助け、漢の三傑と呼ばれた。
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ご機嫌ナナメの浦島太郎 [秋山神社] 千葉県

髭面の怪しい男が かれこれ1時間以上 神社の廻りを彷徨いているゾ。。。 と思ったのか 氏子さんが様子を見に来ました。私が彫刻を褒めると「埃まみれですが。。。」と 安心したのか帰って行きました。
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大舜と唐夫人と蔡順 [星宮神社] 千葉県

二十四孝の 割と下位打線選手の蔡順。お寺の蟇股など 彫り物の数の多い所では見かけますが、神社で打順が回って来る事は少ないです。
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紗綾形・菱・麻の葉・亀甲・三崩し [稲荷神社] 千葉県

令和六年 新年寺社彫刻巡礼の旅 第十五社目 千葉県香取市の稲荷神社に参拝しました。御本殿は覆屋の中に鎮座していますが 鑑賞には全く問題はありません。ただ ここに着いた時は すでに午後3時をまわっていたので 中は暗め。
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紗綾形と仙人 [星宮神社] 千葉県

これまで彫刻の充実した神社が続いていたので あっさり目の神社でちょっと一息。
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鹿に紅葉と力神さま [春日神社] 千葉県

非常に洗練された構図と熟練のノミ捌きから推して さぞ名のある工匠の作だと思われます。春日神社だからなのでしょうが 胴羽目が三面とも鹿に紅葉なのは少し残念な気がしました。この洗練されたセンスと熟練の技で人物を彫ったら どんなだったろうと思います。
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お前百まで わしゃ九十九まで ともに白髪の生えるまで [八幡大神] 千葉県

令和六年 新年寺社彫刻巡礼の旅 第十二社目 千葉県多古町の八幡大神に参拝しました。 向拝中備の龍が見事です。正面扉脇の龍も素晴らしいです。 側面大虹梁上の龍もお見事。 暗がりには 力神さまが鎮座していました。 脇障子は 千葉県でよく見掛ける 斜めについたタイプ。
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奥の細道を行った先にある [雷電神社] 千葉県

彫り物はヘタウマ系で 味のある素晴らしい作品です。ただ 背景の地紋彫りは 無かった方が良かったんじゃないかな〜と思いました。素人の感想です。
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珍画題 役小角 再び登場! [社号不明 高野神社境内社] 千葉県

令和六年 新年寺社彫刻巡礼の旅 第九社目の高野神社には境内社がありました。 非常に鑑賞しやすい覆屋です。 御本殿向拝 高さ2メートルちょっと。小さめですが 精緻な彫り物で飾られていて マニアへんたい垂涎の御本殿です。 向拝中備の龍。 位置が...