刺青師・ 龍元

栃木県

予譲の目が恐い [赤城神社] 栃木県

超絶技巧ではありませんが こんな感じの彫り物も好きです。彫師が誰なのかは分かりませんが 技巧に走り過ぎず 動きを大事にした構図が得意の人なのだと思います。 欲を言えば 画題を日本図柄か中国図柄か 統一して欲しかったなぁ。この頃の人達にはどちらも差が無い位に 遠いもしくは近い話だったのかなぁ。
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源姓足利氏代々の氏神 [下野國一社八幡宮] 栃木県

令和六年二月中旬 栃木県足利市の下野國一社八幡宮に参拝しました。拝殿向拝や御本殿の彩色彫刻も なかなかの物ですが 何と言っても左右二点づつと背面三点の計七点もある胴羽目が秀逸です。
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寂れた彩色彫刻 [とある神社 其の三] 関東

ある時 関東のとある神社に参拝しました。 向拝中備には龍、兎ノ毛通には菊水。 脇障子は鳳凰でしょう。 扉脇板には鯉とかはいなくて単に滝だけの様です。 浜床下は水鳥。 木階蹴込板の魚には髭がありますが、これは鯉ではなく 鯰でしょうか。だとしたら珍です。
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市内に五つある八雲神社の一つ [通五丁目八雲神社] 栃木県

賽銭箱は門の横にあり 門は閉まっていて 社殿には近づけません。 社殿を囲む玉垣の中に 更に御本殿を囲む玉垣があり 御本殿には鉄骨の立派な屋根が架けてあります。水引虹梁の上に彫り物は無く、木鼻は獅子と獏、扉には龍、扉脇板には上り下りの龍があります。
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胴羽目は神話から [出世稲荷神社(鑁阿寺境内社)] 栃木県

令和六年二月中旬 栃木県足利市の鑁阿寺ばんなじに参詣しました。 鬼瓦と龍が参詣者を威嚇します。 応永十四年〜永享四年の大規模改造の時に付けられたという向拝 。ですが 六百年前というと室町時代。その頃の彫り物とはちょっと考えにくいですね。 公式サイトには記載がありませんでしたが 案内板には「昭和八年に解体修理をした」 とあるので、ちょくちょく改築してるのかも知れません。
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日光東照宮の宮大工の作といわれる [二石稲荷神社] 栃木県

鈴がなければ 神社とは気が付かない様な作りの社殿です。 が 中を覗いてビックリ。向拝側面にも胴羽目をつけた 立派な御本殿が鎮座していました。
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足利義兼が勧請したと伝わる [菅東山出世稲荷神社] 栃木県

令和六年二月中旬 栃木県足利市の菅東山出世稲荷神社に参拝しました。 正治元年(1199)勧請御祭神 倉稲魂命うかのみたまのみこと 御本殿側に廻ります。 なんと 胴羽目彫刻ではなく画です。 というのは知ってて来ました。 これは神功皇后の「腋盾...
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宋代の高士にして詩人の林和靖 [我野神社] 埼玉県

妻子をもたず、庭に梅を植え鶴を飼い、「梅が妻、鶴が子」といって笑っていた。行書が巧みで画も描いたが、詩を最も得意とした。 「廬を西湖の孤山に結んで詩作に興じ一歩も湖外に出でず 客あれば童子をして鶴を放たしむるといふ。梅を愛し鶴を養ひ 悠々たる生涯は誠に道釈人物中の好画題である。」(金井紫雲著 東洋画題綜覧より抜粋)
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蛸と人魚が参拝者を迎えます [諏訪神社] 埼玉県

拝殿正面の梁の上の小壁には彩色彫り物がありました。 蛸です。 扁額の左右には鯛です。 なんか 機械みたいな感じ。 ここには これを目当てにやって来ました。 この仮面ライダーアマゾン(古い!)みたいなのは 人魚って事 ...
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画題判明 [日本振袖始 天児家根命 神鏡を以て磐永姫の正体を暴く]

長らく 不明だった胴羽目の画題がついに判明しました。 画題不明胴羽目というのはこれです。 越生町 龍ヶ谷熊野神社 御本殿左面胴羽目 元絵と思われる葛飾北斎の画には 「天児家根命 大蛇の再生 磐永姫」とあります。 磐永姫いわながひめというのは...
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玉井の名工・飯田和泉 [常泉寺観音堂] 埼玉県

令和六年一月中旬 埼玉県秩父市の常泉寺に参詣しました。 ここのお目当ては境内にある観音堂。でも胴羽目の様な大きな彫り物はありません。 明治三年(1870)に神仏分離で 秩父神社境内の薬師堂をこちらに移築したそうです。 兎ノ毛通の鳳凰。 唐破...
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三国志演義三大名場面 [諏訪神社(恒持神社境内社)] 埼玉県

横窓が無いので、具に鑑賞するのは難しいのですが、それでも節穴や板の隙間からなんとか覗く事ができました。
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覆屋の中には御本殿が三棟 [天満天神社織姫神社と稲荷神社と恒持神社] 埼玉県

案内板によると 向かって右側の社は姫織神社並びに天満天神社。中央に恒持神社・左に稲荷神社の御本殿があります。
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詩仙と唐子 [とある神社 其の二] 関東

望廬山瀑布(廬山の瀑布を望む) 日は香炉を照らして 紫煙を生ず 遥かに看る瀑布の 前川に挂かるを 飛流直下 三千尺 疑うらくは是銀河の 九天より落つるかと
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二十四孝に取材した彫り物 [水神社] 千葉県

令和六年新年寺社彫刻巡礼の旅最後の神社。二十四孝に取材した見事な胴羽目や脇障子が参拝者を唸らせます。
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左右胴羽目は唐物 [天神社] 千葉県

新年寺社彫刻巡り 第二十六社目。空振りを入れると二十九社目。集中力も限界に近づいて来ています。
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二十二人の親孝行な人たち [滑河山龍正院] 千葉県

後でグーグルマップで確認すると 外側には各面五つづつ 計二十の蟇股がある筈ですが 正面の中央は額に隠れて見えなかったのでした。外陣の額の裏は確認したのに。。。きっと正面中央の額裏には大舜がいたに違いないと思います。
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猛禽高砂司馬温公 [八幡神社] 千葉県

玉垣とかなりしっかりした庇に護られている御本殿には、派手ではありませんが、胴羽目・脇障子・組物間などに彫り物があります。
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兎の餅つき [稲荷神社] 栃木県

過去記事ですが 画題が判明したので再掲します。栃木県佐野市藤岡町の稲荷神社を訪れました。覆屋の窓にはガラスが嵌められていて、保存状態の良い彫刻を見る事が出来ます。
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龍乗り仙人と虎乗り仙人 [星宮大神] 千葉県

詩人の李白が列仙全伝に載っているのは知っていましたが、二十四孝の呉猛が大仙人だったというのは驚きです。