ある時 関東のとある社に参拝しました。
ここは普段は前からしか見えませんが この時はたまたま左側の壁が外されていました。

普段はもっと暗いです。

右側脇障子は巻物を広げる人。左側との兼ね合いから 寒山拾得の寒山と思われます。

縄が張ってあって分かりずらいですが 中備は応龍。私の分類では まだ尾がヒレ状態の前期型。

左側脇障子は 寒山拾得の拾得です。

左面です。

手挟みの松に留まっている黒い鳥は何でしょう?カラス?

胴羽目です。かなりの深彫り。

蟠桃園の管理人 生命を司る 西王母です。

これでもかとばかりに配置された桃の花。

桃の花は梅の花に似ていますが 従者が盆に桃を乗せているので桃の花で間違いないでしょう。

拾得の横顔。

背面は斜めから。

寂れた彩色が 年月を感じさせます。

胴羽目は 山を劈き黄河を真っ直ぐに通した 巨霊人。

お金の代わりに杏を植えさせて病人を治療した 虎仙人 董奉に似ています。

私は 滝がある物を巨霊人 無い物を董奉と勝手に決め付けていますが ちゃんとした違いをご存知の方がいらっしゃいましたら ご教示ください。

ダメ元で訪れましたが 偶然胴羽目を鑑賞できて 幸運でした。
刺青師・龍元
034(2026.06.16)

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