令和六年五月中旬 埼玉県深谷市の富士浅間神社に参拝しました。
![富士浅間神社鳥居](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2024/05/IMG_0883-1.jpeg)
永享十二年(1440)勧請
御祭神 木花開耶姫命 瓊瓊杵命
![富士浅間神社](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2024/05/IMG_0885-1.jpeg)
向拝中備には唐獅子牡丹がありました。が。。。
![向拝の獅子](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2024/05/IMG_9475-1.jpg)
葉っぱからすると牡丹と思われる物から 鞠に伸びる この棒の様な長い物は何でしょう? 剣?
![何でしょう?](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2024/05/IMG_9475-2-1.jpg)
立派な社号額がありました。
![富士浅間神社社号額](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2024/05/IMG_9452-1.jpg)
額縁には小さいながら 見事な造形の龍が彫られていました。
![龍](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2024/05/IMG_9455-1.jpg)
![龍](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2024/05/IMG_9469-1.jpg)
![龍](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2024/05/IMG_9468-1.jpg)
![龍](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2024/05/IMG_9467-1.jpg)
拝殿内部です。
![冨士浅間神社](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2024/05/IMG_0903-1.jpeg)
御本殿までかなり距離がありますが 何とか脇障子を撮影。これは 名医という評判に龍までもが診て貰いに来たという 馬師皇仙人。
![馬師皇](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2024/05/IMG_9483-1.jpg)
右側脇障子の これは 琴を抱えた玉巵だという事が分かっています。
![玉巵弾琴](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2024/05/IMG_9484-1.jpg)
御本殿覆屋の方に廻ります。
![冨士浅間神社御本殿覆屋](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2024/05/IMG_0886-1.jpeg)
窓には透明アクリル板が。。。透明って言ってもかなり劣化してます。 前情報で知ってはいましたが。。。
![冨士浅間神社御本殿覆屋窓](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2024/05/IMG_0887-1.jpeg)
気を取り直して挑戦。 胴羽目がありました。
![収周倉?義釈曹操?](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2024/05/IMG_0891-1.jpeg)
これでは何だか分かりません。 って ハッキリ見えても分からないのですが。。。
![収周倉?義釈曹操?](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2024/05/IMG_9413-1.jpg)
師によると 三国志に詳しい人の推察では 収周倉か 義釈曹操かも知れないとの事。
![収周倉?義釈曹操?](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2024/05/IMG_9451-1.jpg)
幸いな事に 背面は格子のみでした。
![冨士浅間神社御本殿](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2024/05/IMG_0900-1.jpeg)
胴羽目は蕭史と弄玉。
![蕭史と弄玉](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2024/05/IMG_9412-1.jpg)
群馬県板倉町の雷電神社総本宮奥宮の向拝にも 同じ構図の彫り物がありました。
![蕭史弄玉](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2020/10/6669d573.jpg)
簫の名手である蕭史が 妻の弄玉に簫を教えるうちに 鳳凰が来る様になり。。。
![弄玉](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2024/05/IMG_9439-1.jpg)
いつしか弄玉は鳳凰に乗り 蕭史は龍に乗って飛び去ったと云われます。
![鳳凰](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2024/05/IMG_9423-1.jpg)
この変わった形の楽器は排簫と言って簫の一種。蕭史は縦笛の簫や 雅楽で使う笙を吹いている事も多いです。
![蕭史](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2024/05/IMG_9437-1.jpg)
「逆鱗に触れる」の逆鱗は 龍の喉元にあると云われますが 彫刻の作例は 今のところ見た事が有りません。
![蕭史と龍](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2024/05/IMG_9427-2-1.jpg)
三面ともに縁下組物間には 虎仙人があるとの事ですが この角度からは良く見えませんでした。
![虎仙人](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2024/05/IMG_9442-1.jpg)
左面は曇りガラスで 全くのお手上げ。 師のブログによると 金龍 周の武王を護る があるそうです。
![冨士浅間神社御本殿覆屋窓](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2024/05/IMG_0896-1.jpeg)
背面だけでも見られて良かったよかった。。。
刺青師・龍元
049(2024.05.21)
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