令和六年四月中旬 埼玉県所沢市の六所神社に参拝しました。
![六所神社鳥居](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2024/05/IMG_0397-1.jpeg)
創建年不詳
明治十年(1877)頃 本殿造営と推定
![六所神社](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2024/05/IMG_0393-1.jpeg)
御本殿覆屋にはガラスの入った格子窓があるので 外から御本殿を拝観できます。
![六所神社](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2024/05/IMG_0394-1.jpeg)
立派な御本殿が鎮座していました。
![六所神社御本殿](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2024/05/IMG_9314-1.jpg)
胴羽目は上元夫人。
![上元夫人](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2024/05/IMG_9312-1.jpg)
ウィキペディアによると「上元夫人は天界で最も高貴の女仙であり 長生を執掌し 真籍(真人または仙人たちの名籍)を管理し 亀台金母(西王母)に次ぐ地位を持つ」とあります。
![上元夫人](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2024/05/IMG_9356-1.jpg)
上元夫人は麒麟に乗るとされていますが この小さな麒麟では 乗ったら潰れてしまいますね。
![麒麟](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2024/05/IMG_9364-1.jpg)
脇障子は張果老の瓢箪から駒。
![張果老 瓢箪から駒](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2024/05/IMG_9313-1.jpg)
海老虹梁の龍です。
![海老虹梁の龍](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2024/05/IMG_9352-1.jpg)
背面には窓が無かったので 左面です。
![六所神社御本殿](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2024/05/IMG_0385-1.jpeg)
胴羽目は亀仙人 黄安。
![黄安仙人](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2024/05/IMG_9337-1.jpg)
三千年に一回出す 亀の頭を 五回見たと言い張ります。
![黄安仙人](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2024/05/IMG_9396-1.jpg)
なんか良い感じに捩れた瓢箪です。彫師が瓢箪好きだったのかも。
![童子と亀](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2024/05/IMG_9332-1.jpg)
瓢箪からの水?酒?を 一度は盃に受けますが 結局は地面にこぼしています。
![童子](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2024/05/IMG_9342-1.jpg)
脇障子は 魂を飛ばす李鉄拐。この人も瓢箪を持ってますね。
![李鉄拐](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2024/05/IMG_9320-1.jpg)
向拝柱には龍が巻き付いています。
![六所神社御本殿](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2024/05/IMG_0389-1.jpeg)
海老虹梁の龍。
![海老虹梁の龍](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2024/05/IMG_9344-1.jpg)
胴羽目二点と脇障子二点 計四点中 三点で瓢箪が彫られています。右面胴羽目を養老の滝とか李白観瀑にして 瓢箪つながりの御本殿だったら面白かったのに。。。なんて考えてしましました。
刺青師・龍元
048(2024.05.20)
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