令和五年一月下旬 山梨県北杜市の石尊神社に参拝しました。
緩やかな石段を進むと二の鳥居(だったかな?)がありました。
そこから先は結構急な石段です。
上から見た石段です。登っている時に振り返ると怖いので これは帰りの写真。
応永五年(1398)勧請
御祭神 大山祇命 日本武尊
大工 立川流宮大工と伝わる
拝殿向拝の中備は至極あっさりと 波千鳥。
拝殿内部も非常にあっさり。
御本殿覆屋の壁には 頭上遥か上に開口部があり 御本殿を目視できません。
幣殿脇からスマホを差し込んで 御本殿正面。
スマホカメラなので画質はイマイチですが 向拝は水引虹梁と中備が一体化したような形で龍。扉脇は竹に鶴ですかね。
上部開口部には亀甲金網が張られていました。
現地では気が付かなかったのですが 海老虹梁は龍の丸彫りです。
胴羽目は通玄先生こと 張果老。
狂い気味のデッサンが また良い味を出しています。
離れ気味の目が イッちゃってる感を醸し出しています。
瓢箪から駒。
背面に彫り物は無しです。
左面。
胴羽目は幽体離脱の術を使う李鉄拐です。
頭髪をかなり後ろから持って来てます。
魂を飛ばして知人に会いに行っている間に体を焼かれ 仕方なしに近くにあった物乞いの死体に乗り移る事になります(諸説あります)。
そんな事は知る由もない 鉄拐先生の魂。
蝦蟇仙人と合わせて「蝦蟇鉄拐」として対になる事が多いですが ここでは張果老と合わせてありました。二人とも八仙の一に数えられます。
だいぶ夕暮れも近づいて来たので この日はこれで帰宅しました。
刺青師・龍元
035(2023.03.27)
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