令和八年四月下旬 静岡県牧之原市の石雲院に参詣しました。

山門です。天保十五年(1844)再建。総ケヤキで楼門造りの八脚門です。

梁の上には龍がいました。


緻密な彫りです。

非常に恐い顔。

今まで見て来た中で1、2を争う極悪な龍だと思います。

裏側。

康正元年(1455)創建 治承三年(1179)説あり
天保一四年(1843)現本堂再建
宗派 曹洞宗
山号 龍門山
御本尊 釈迦如来

向拝兎ノ毛通しには化け鯉が二匹。

これは既にヒレが翼になっていていますが 脚が未だ生えていない様なので 私の分類では化け鯉後期型。

遠路はるばるやって来た私のお目当てはこちらにあります。

玄関の左袖にある「登龍門」の彫り物です。

鯉が滝を登り 今まさに龍に成らんとしている所。

非常に緻密な彫り物で 鱗の形が独特です。

牧之原市のサイトによると 幅105.0cm・高さ143.0cm。

化け鯉一匹がこの大きさの板に彫られているのは初めて見ました。

落款印が彫られていました。「立川庵」「雲曲」と彫られている様です。

扉には猛禽の彫り物。こちらにも刻印らしき物がありますが この時は気付かなかったので 鮮明な写真はありません。

右側も猛禽。刻印あり。

右袖も「登龍門」です。

非常に写実的な鯉です。

頭には角が生えて来ています。

牧之原市のサイトによると「顕斎図 立川庵彫□」の銘。下絵は郷土の画人平井顕斎で彫刻は立川流の一門と思われる との事。

「□」は多分「雲曲」の落款印でしょう。
龍門山という山号に因んで製作されたと言われる 登龍門の彫り物。懸魚の化け鯉や山門の龍と共に素晴らしい彫り物でした。
刺青師・龍元
040(2026.08.04)

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