令和五年一月下旬 長野県富士見町の小六柏尾社に参拝しました。
天保八年(1837)社殿建立
御祭神 大山祇神
棟梁 彫物大工 白鳥弥四郎
白鳥弥四郎というのは立川専四郎富種(立川和四郎富昌の次男)の弟子で ここの前の前に参拝した若宮八幡社も弥四郎みたいです。
立派な御本殿がありました。
裏へ廻ります。
覆屋の開口部は幅広格子に亀甲金網。内部は明るく鑑賞には全く問題ありません。
向拝の龍は独特な感じで 中国の龍みたいです。
脇障子は唐獅子牡丹。
ほとんど丸彫りと言っても良い位に立体的な獅子です。
ガオー
モノ凄い存在感の龍です。
龍というより怪獣。
胴羽目は宝尽くしの隠れ笠・団扇・隠れ蓑です。
背面には彫り物はありません。
左面です。
胴羽目は宝鍵・宝珠・打ち出の小槌・金嚢・束ね熨斗の宝尽くし。
海老虹梁の龍。
よくぞここまでトゲトゲに出来たな という感じ。
まるでウニです。
こちらの脇障子は竹林の虎です。
なんか人の顔みたいです。
向拝の龍。
海老虹梁や脇障子の存在感に比べて 胴羽目はアッサリ目な感じ。やはり 彫師の個性が出るのは生き物や人物なのだと思います。
刺青師・龍元
032(2023.03.18)
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