芸術的な彫り物にシビレます [横吹千鹿頭神社] 長野県

木鼻の獅子 長野県
プロフィール

彫師歴四半世紀余。東京六本木にて刺青芸術工房龍元洞を主宰。
日本のみならず、世界中で日本伝統刺青に注目が集まる中、世界の刺青大会に参加、北米・南米・欧州・豪州など各国の刺青師と交流。日本古来伝統の手彫りの技術の継承・研鑽とともに、日本文化の紹介にも力を注いでいます。

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令和五年一月下旬 長野県富士見町の横吹千鹿頭神社に参拝しました。

寛永十八年(1641)勧請
宝暦十二年(1762)再建

千鹿頭神社

覆屋の中には立派な御本殿が鎮座していました。

千鹿頭神社御本殿

ギョ‼︎

木鼻の獅子

っとする様な木鼻の獅子と獏。

獅子と獏

なんとも言えない 吸引力があります。

木鼻の獅子

超絶技巧の彫り物も良いですが こういうキワモノも大好きです。

木鼻の獅子

向拝中備。これは唐獅子牡丹でしょうか。なぜ上を向いているのでしょうか。私の勘違いでしょうか。

唐獅子?

唐破風下の鳥。これは鳳凰なのでしょうか。

鳳凰

脇障子は松に鷹。

松に鷹

何だか不思議な魅力があります。

迦陵頻伽

元々は綺麗な極彩色だったのだろうと思います。

千鹿頭神社御本殿

覆屋側面の壁は身長より高く 目視するには脚立の様な物が必要です。

千鹿頭神社御本殿

胴羽目は笙を抱えた迦陵頻伽かりょうびんが。極楽浄土に住み その声はとても美しいと言われます。

迦陵頻伽

背面に彫り物は無し。

千鹿頭神社御本殿

左面です。

千鹿頭神社御本殿

こちらは笛を吹く と言うより 咥えている迦陵頻伽。恵方巻きを食べているみたいです。

迦陵頻伽

指がまた良いです。この時代の人も小指を立てていたという事になりますね。それにしても人はなぜ小指を立てるのでしょうか。

迦陵頻伽

迦陵頻伽は人ではないけれど。

迦陵頻伽

こちらの脇障子は竹林の虎です。

迦陵頻伽 松に鷹

決して上手い彫り物ではありませんが 私のストライクゾーンど真ん中 シビレます。

千鹿頭神社御本殿

刺青師・龍元

033(2023.03.22)

コメント

  1. より:

    木鼻の獅子と獏は個性的で良いですね!!
    流派なのか、彫師の癖なのかは?ですが味があって良いですね
    胴羽目彫刻に 迦陵頻伽 なんてこれもまた珍ですね!!

    • おはようございます 錺さん
      昔の人は神様とか仏様とかの区別は無かったのでしょうね。
      画面からはみ出る雲と迦陵頻伽は芸術というよりアートと言った方が良いかも知れませんね。

  2. onijiiです より:

    onijiiです。
    おおこれは痺れますね!
    何とも妖しい雰囲気!!
    ゾクッとします!!!(笑)

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