令和八年五月上旬 東京都多摩市の武蔵一之宮小野神社に参拝しました。

安寧天皇十八年(紀元前531)創建
昭和二年(1927)御本殿・拝殿再建
昭和三十九年(1964)隋神門再建・社務所新築
御祭神 天下春命 瀬織津姫命 稲倉魂大神

お目当ては昭和三十九年再建のこの隋神門です。

兎ノ毛通しの応龍。

虹梁上中備は子引き龍ですね。

非常に緻密な彫刻です。

小鼻の張ったこの龍の顔は何処かで見た様な気がしますが 思い出せません。

中備にはぐるりと十二支がありました。

正面左側の欄間?小壁?琵琶板?には唐獅子牡丹。

親子です。

吠えてます。

右側も唐獅子牡丹。上の中備は十二支の内 兎です。

こちらも子連れです。

牡丹の花びらが凄く薄く彫られていますね。

境内側の虹梁上の裏表には龍亀。

龍に亀と書いて「りゅうき」「ロングイ」と読みます。

頭と尾が龍で体が亀。

境内側から。

日本ではあまり馴染みがありませんが 気を付けて見ていると たまに見掛けます。

私は以前 中国系アメリカ人に龍亀の刺青を彫った事があります。

さて いよいよ本命 お目当ての彫刻。

風神です。

かっこ良いです。

凶悪。

鬼の中の鬼という感じ。

風神の上にも鬼がいます。

こちらは一本角の風神。

なぜ 風神が二体あるのかはわかりません。

作風が違う様に見えるので 彫師が違うのか。

どちらかが他所からの流用なのかも知れません。

だとしたら上のが流用かも。。。

反対側です。

こちらは雷神ですね。

威嚇するように 参拝者を見つめます。

二本角です。

私の好みの鬼です。

今にも掴み掛かりそう。

下の段の雷神。

ちょっとネズミっぽい?

太鼓を直接手で掴んでますが あれで鳴らせるのでしょうか?

こちらはやや鳥居の方角を見つめています。

門 側面の蟇股は十二支。

両側の大瓶束には 邪鬼獅噛みがありました。

歯の本数が違う他には 左右で大きな違いはありません。

門自体は昭和三十九年再建。
彫り物もその頃の物だと思われ 比較的新しい物ですが どれも素晴らしい出来栄えでした。
刺青師・龍元
041(2026.08.12)

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