令和二年六月吉日、長野県上田市の横尾神社に参拝しました。
![横尾神社鳥居](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2020/07/IMG_1148-1-800x800.jpg)
立派な社殿です。
![横尾神社社殿](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2020/07/IMG_4393-1.jpg)
御由緒
元禄期(1688−1703)現本殿建立と推定
江戸末期 本殿改修の際に彫刻取付けと推定
祭神
建御名方神(たけみなかたのかみ)
八坂刀売神(やさかとめのかみ)
拝殿向拝。
![横尾神社拝殿向拝](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2020/07/IMG_4396-1-800x599.jpg)
見事な龍です。子引き龍です。
![向拝の龍](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2020/07/IMG_2593-1-800x599.jpg)
この龍は長野の名工・北村喜代松っぽいですね。角とヒレに特徴があると思うのですが。
![向拝の龍](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2020/07/IMG_2594-1-800x600.jpg)
が、全然違う人かもしれません。銘は見付かりませんでした。
![向拝の龍](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2020/07/IMG_2599-1-800x533.jpg)
裏へ廻ると。。。なんと!隙間なく板が張ってあります。御本殿を見えなくしちゃったのか!
![](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2020/07/IMG_4398-1.jpg)
。。。と、思いましたが、反対側からさらに奥に廻ってみると、ありました。
![横尾神社御本殿](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2020/07/IMG_4389-1.jpg)
拝殿は新しそうでしたが、御本殿は約300年前の造営。
![横尾神社御本殿](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2020/07/IMG_2592-1.jpg)
彫り物は、江戸末期に後付けされたと推定される、との事。江戸末期という事は150〜170年位前って事かな。
右面胴羽目。これは「唐獅子牡丹」というよりライオンっぽい。
![右面胴羽目](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2020/07/IMG_2586-1-800x600.jpg)
御本殿背面には彫り物はなく、こちらは左面。
![御本殿左面](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2020/07/IMG_2588-1-800x800.jpg)
こちらは「竹に虎」の様です。獅子と虎の組み合わせってアリなのか。刺青ではありえない組み合わせです。
![左面胴羽目](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2020/07/IMG_2589-1-800x600.jpg)
ジグソーで切り抜いて、彫刻刀で彫ったって感じですね。私も小学生の時に図工の時間にやった事があります。「地獄絵図」を製作して先生には褒められましたよ。
当然ですが、拝殿向拝の彫師とは違う方の作品でしょう。
刺青師・龍元
149(2020.07.16)
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