ジグソー! [戸澤神社] 長野県

長野県
プロフィール

彫師歴四半世紀余。東京六本木にて刺青芸術工房龍元洞を主宰。
日本のみならず、世界中で日本伝統刺青に注目が集まる中、世界の刺青大会に参加、北米・南米・欧州・豪州など各国の刺青師と交流。日本古来伝統の手彫りの技術の継承・研鑽とともに、日本文化の紹介にも力を注いでいます。

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令和二年六月吉日、長野県上田市の戸澤神社に参拝しました。

戸澤神社鳥居
戸澤神社拝殿

御由緒

延暦年中(782−806)一の宮諏訪神社より勧請
明治十六年(1883)諏訪社から戸澤神社へ改称
御祭神
建御名方命(たけみなかたのみこと)
八坂刀売命(やさかとめのみこと)


いつもなのか、新型コロナ対策なのか、鈴は取り外されていました。

参拝を済ませて裏へ廻ります。

戸澤神社御本殿覆屋
戸澤神社御本殿

彫り物は後付けの感じです。

左面胴羽目

妻飾りには鳳凰の様な鳥。

左面妻飾り

屋根には、どこかから持って来たのか鬼瓦がありました。「御免なさい」しちゃってますが、壊れているのを針金で繋いであって大事にされている事が見て取れます。

鬼瓦

背面には彫り物はありませんでした。

戸澤神社御本殿背面

右面も龍ですね。こちらは一部欠損しています。

右面胴羽目

妻飾りの鳥は、初めは鶴かと思ったのですが、お尻辺りに宝珠の様な物が沢山あります。さらに良く見ると、頭には鶏冠がある様に見えるし、鳳凰の尻尾の様な物も。。。

右面妻飾り

ここに載せた方がカッコ良くなると思ったんでしょうね。そこらにうっちゃって置くよりは良いのかも。

鬼瓦

ここの彫り物も、ジグソーで切り抜いて彫刻刀で彫った感じですね。隣の横尾神社と同じ人が彫ったのかも。

刺青師・龍元

150(2020.07.16)

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