令和二年六月吉日、長野県上田市の横尾神社に参拝しました。

立派な社殿です。

御由緒
元禄期(1688−1703)現本殿建立と推定
江戸末期 本殿改修の際に彫刻取付けと推定
祭神
建御名方神(たけみなかたのかみ)
八坂刀売神(やさかとめのかみ)
拝殿向拝。

見事な龍です。子引き龍です。

この龍は長野の名工・北村喜代松っぽいですね。角とヒレに特徴があると思うのですが。

が、全然違う人かもしれません。銘は見付かりませんでした。

裏へ廻ると。。。なんと!隙間なく板が張ってあります。御本殿を見えなくしちゃったのか!

。。。と、思いましたが、反対側からさらに奥に廻ってみると、ありました。

拝殿は新しそうでしたが、御本殿は約300年前の造営。

彫り物は、江戸末期に後付けされたと推定される、との事。江戸末期という事は150〜170年位前って事かな。
右面胴羽目。これは「唐獅子牡丹」というよりライオンっぽい。

御本殿背面には彫り物はなく、こちらは左面。

こちらは「竹に虎」の様です。獅子と虎の組み合わせってアリなのか。刺青ではありえない組み合わせです。

ジグソーで切り抜いて、彫刻刀で彫ったって感じですね。私も小学生の時に図工の時間にやった事があります。「地獄絵図」を製作して先生には褒められましたよ。
当然ですが、拝殿向拝の彫師とは違う方の作品でしょう。
刺青師・龍元
149(2020.07.16)
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