令和六年三月中旬 埼玉県深谷市の滝宮神社に参拝しました。
御祭神 天照大御神 豊受大御神 彦火火出見尊
向拝の龍です。
お目当てはこちらの建物。
額殿というのでしょうか。中には額や絵馬などが飾ってあって 外側の梁の上には 十二支の他 鳥や動物などの彫り物があります。
まず鼠から。
小槌と鼠で縁起が良いです。大黒さまの留守模様としても良く使われる構図です。
その隣は 背に宝珠を乗せた霊亀。よく見かける構図です。
耳が可愛らしいです。
隣は牛。
牛の隣は波千鳥だったので割愛。
その隣は竹林の虎。 笑ってますね。
その隣は雉っぽい鳥だったので 割愛。
左面に行って 一番端は兎です。植物は月つながりで ススキでしょうか?
眼が可愛いです。
兎の隣も鳥だったので割愛。
その隣は龍です。
その隣は鴨っぽい鳥 で割愛。
背面に進んで 一番端は蛇です。
その隣は鳥。
その隣は馬でした。
その隣。
絵画や彫刻 歌舞伎など 日本の伝統芸術では獅子には必ず牡丹です。刺青で唐獅子に紅葉を合わせたら 彫師の無知が笑われます。
なのに この獅子には紅葉が合わせてあります。
滝に打たれている時は紅葉でも良いのか?寺社彫刻だけ特別なのか?この彫師が伝統破壊を狙ってわざとやったのか?知らずにやったのか?
次は山羊。羊の筈なのになぜ山羊?と思ってしまいますが 十二支の本場 中国では 綿羊(日本でいうひつじ)・山羊・羚羊・黄羊をまとめて全部 羊と呼ぶそうです。
隣は鯉。
鯉の目には何か文字が彫られているのかと思い ズームしてみましたが ただのヒビ割れでした。
隣は 桃を持った猿。
猿と言えば桃ですが なぜなのかは知りません。ググると色々出て来ますが あまりしっくり来るものは見つかりませんでした。
隣は牡丹の脇で眠る猫。猫には牡丹を合わせる事が多い様です。これも何故なのかは知りません。
日光東照宮の眠り猫より よっぽど良い出来だと思います。
右面に回って 一番端は鶏。鳥なので割愛しそうになりました。
その隣は松に鶴でしたが 鳥なので割愛。
その隣は犬に蜻蛉。特別な意味や謂れがある組み合わせではない様です。
が 分かりません。あるのかも知れません。 蜻蛉を狙っている様です。
その隣は梅に鶯でした。 割愛。
その隣は猪。どんな名人でも得手不得手は有る物ですが これは他と比べてチョット という感じがします。
と こんな感じで 十二支とその他 鳥や動物などでした。
刺青師・龍元
044(2024.05.07)
コメント
onijiiです。
これまで遭遇した十二支の中で、最大規模ですね。
どれもいい顔してますねえ。
漫画チックで柔らかな作風が好みです。
現代のアニメに通じるものがあると思うのは、私
だけでしょうか?
Onijiiさん おはようございます
現代のアニメは見ないので分かりませんが、どれも程よいデフォルメで良い感じですね。
私は特に猿と猫が良いと感じました。