令和六年三月中旬 埼玉県深谷市の滝宮神社に参拝しました。
![瀧宮神社鳥居](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2024/05/IMG_9773-1.jpeg)
御祭神 天照大御神 豊受大御神 彦火火出見尊
![瀧宮神社](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2024/05/IMG_9764-1.jpeg)
向拝の龍です。
![向拝の龍](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2024/05/IMG_9029-1.jpg)
![向拝の龍](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2024/05/IMG_9033-1.jpg)
お目当てはこちらの建物。
![瀧宮神社演舞台](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2024/05/IMG_9765-1.jpeg)
額殿というのでしょうか。中には額や絵馬などが飾ってあって 外側の梁の上には 十二支の他 鳥や動物などの彫り物があります。
![滝宮神社額殿](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2024/05/IMG_9766-1.jpeg)
まず鼠から。
![鼠と小槌](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2024/05/IMG_9005-1.jpg)
小槌と鼠で縁起が良いです。大黒さまの留守模様としても良く使われる構図です。
![鼠と小槌](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2024/05/IMG_9052-1.jpg)
その隣は 背に宝珠を乗せた霊亀。よく見かける構図です。
![霊亀と宝珠](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2024/05/IMG_9006-1.jpg)
耳が可愛らしいです。
![霊亀](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2024/05/IMG_9053-1.jpg)
隣は牛。
![牛](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2024/05/IMG_9007-1.jpg)
牛の隣は波千鳥だったので割愛。
その隣は竹林の虎。 笑ってますね。
![虎](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2024/05/IMG_9035-1.jpg)
その隣は雉っぽい鳥だったので 割愛。
左面に行って 一番端は兎です。植物は月つながりで ススキでしょうか?
![兎](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2024/05/IMG_9036-1.jpg)
眼が可愛いです。
![兎](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2024/05/IMG_9057-1.jpg)
兎の隣も鳥だったので割愛。
その隣は龍です。
![龍](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2024/05/IMG_9038-1.jpg)
その隣は鴨っぽい鳥 で割愛。
背面に進んで 一番端は蛇です。
![蛇](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2024/05/IMG_9041-1.jpg)
その隣は鳥。
その隣は馬でした。
![馬](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2024/05/IMG_9043-1.jpg)
その隣。
絵画や彫刻 歌舞伎など 日本の伝統芸術では獅子には必ず牡丹です。刺青で唐獅子に紅葉を合わせたら 彫師の無知が笑われます。
なのに この獅子には紅葉が合わせてあります。
![唐獅子](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2024/05/IMG_9044-1.jpg)
滝に打たれている時は紅葉でも良いのか?寺社彫刻だけ特別なのか?この彫師が伝統破壊を狙ってわざとやったのか?知らずにやったのか?
次は山羊。羊の筈なのになぜ山羊?と思ってしまいますが 十二支の本場 中国では 綿羊(日本でいうひつじ)・山羊・羚羊・黄羊をまとめて全部 羊と呼ぶそうです。
![山羊](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2024/05/IMG_9046-1.jpg)
隣は鯉。
![鯉](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2024/05/IMG_9047-1.jpg)
鯉の目には何か文字が彫られているのかと思い ズームしてみましたが ただのヒビ割れでした。
![鯉](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2024/05/IMG_9066-1.jpg)
隣は 桃を持った猿。
![猿と桃](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2024/05/IMG_9048-1.jpg)
猿と言えば桃ですが なぜなのかは知りません。ググると色々出て来ますが あまりしっくり来るものは見つかりませんでした。
![猿](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2024/05/IMG_9071-1.jpg)
隣は牡丹の脇で眠る猫。猫には牡丹を合わせる事が多い様です。これも何故なのかは知りません。
![猫と牡丹](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2024/05/IMG_9050-1.jpg)
日光東照宮の眠り猫より よっぽど良い出来だと思います。
![猫](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2024/05/IMG_9076-1.jpg)
右面に回って 一番端は鶏。鳥なので割愛しそうになりました。
![鶏](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2024/05/IMG_9023-1.jpg)
その隣は松に鶴でしたが 鳥なので割愛。
その隣は犬に蜻蛉。特別な意味や謂れがある組み合わせではない様です。
![犬](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2024/05/IMG_9025-1.jpg)
が 分かりません。あるのかも知れません。 蜻蛉を狙っている様です。
![犬](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2024/05/IMG_9079-1.jpg)
その隣は梅に鶯でした。 割愛。
その隣は猪。どんな名人でも得手不得手は有る物ですが これは他と比べてチョット という感じがします。
![猪](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2024/05/IMG_9027-1.jpg)
と こんな感じで 十二支とその他 鳥や動物などでした。
刺青師・龍元
044(2024.05.07)
コメント
onijiiです。
これまで遭遇した十二支の中で、最大規模ですね。
どれもいい顔してますねえ。
漫画チックで柔らかな作風が好みです。
現代のアニメに通じるものがあると思うのは、私
だけでしょうか?
Onijiiさん おはようございます
現代のアニメは見ないので分かりませんが、どれも程よいデフォルメで良い感じですね。
私は特に猿と猫が良いと感じました。