古びた彩色彫刻 [とある神社 其の四] 関東

二十四孝 郭巨 神社仏閣
プロフィール

彫師歴四半世紀余。東京六本木にて刺青芸術工房龍元洞を主宰。
日本のみならず、世界中で日本伝統刺青に注目が集まる中、世界の刺青大会に参加、北米・南米・欧州・豪州など各国の刺青師と交流。日本古来伝統の手彫りの技術の継承・研鑽とともに、日本文化の紹介にも力を注いでいます。

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ある時 関東のとある神社に参拝しました。

御本殿

脇障子は梅に鳥。とんでいる鳥は鶯には見えない感じです。

脇障子 梅
御本殿

胴羽目は鯉の滝登りと滝下り。黒い鯉は滝を登れそうにありませんが。。。

鯉の滝登と瀧下り

明りをつけていただきましたが ぼんぼりの灯りなので 背面は非常に暗かったです。

御本殿

東欧の民芸品のような色使いの胴羽目は 二十四孝の郭巨。口減らしに赤子を埋めようとして お宝を発見する不思議な話です。

二十四孝 郭巨
御本殿

鳳凰でしょうか?ひょっとしたら鸞かも知れません。

鳳凰?

こちら側の脇障子は唐獅子牡丹です。写真は撮り忘れ。

御本殿

向拝柱の龍も 寂れていて良い感じでした。

御本殿

古びた彩色が歴史を感じさせます。大事にされているのだと思います。

刺青師・龍元

045(2024.05.09)

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