オジさん顔の龍がお出迎え [富士浅間神社 大蔵寺境内社] 栃木県

龍 神社仏閣
プロフィール

彫師歴四半世紀余。東京六本木にて刺青芸術工房龍元洞を主宰。
日本のみならず、世界中で日本伝統刺青に注目が集まる中、世界の刺青大会に参加、北米・南米・欧州・豪州など各国の刺青師と交流。日本古来伝統の手彫りの技術の継承・研鑽とともに、日本文化の紹介にも力を注いでいます。

刺青師・ 龍元をフォローする

令和四年九月上旬 栃木県日光市の富士浅間神社に参拝しました

富士淺間神社鳥居

昭和三十七年(1962)建立
御祭神 木花佐久夜毘売命このはなさくやひめのみこと

富士淺間神社

向拝の龍

向拝の龍

向拝中備の龍はこじんまりとしていましたが 扉脇の上り下りの龍はなかなか味があります

正面扉脇の龍

下手うまというのでしょうか

正面扉脇の龍

そこらのオジさんをデフォルメした様な顔

正面扉脇の龍

なんとも言えない味があります

正面扉脇の龍

建立されてから60年しか経っていないのに かなり廃れた感じ

富士淺間神社

右面です

富士淺間神社

胴羽目は 牡丹に孔雀 雲の感じがおどろおどろしい

孔雀

脇障子は龍です

雲龍

背面に廻ります

富士淺間神社

胴羽目は二匹の虎 左上に月があります

虎

とても廃れた感じに見えるのは このラッカーだかニスだかの塗料のせいでしょう

富士淺間神社

左面です

富士淺間神社

胴羽目は龍と鳳凰 かなりオメデタイ絵面になっていますね

龍と鳳凰

反対側もそうでしたが 脇障子のこの龍には尻尾がありません

龍

上手くはないのですが 妙な味があります

龍

大蔵寺のサイトには「総欅の浅間造り」となっていますが う〜ん この塗料のせいでプラスチック感が漂うのは残念

富士淺間神社

外構を整備中なのでしょうか

富士淺間神社

下手うま彫り物は味があって良かったですが やっぱりあの塗料は残念でした

刺青師・龍元

121(2022.10.04)

コメント

  1. onijii より:

    onijiiです。
    築60年とは思えぬ寂れ感ですね。
    この手の顔は好みです。(笑)

    地図帳に無く未訪問でした。
    鹿沼方面に行く時に寄りたいと
    思います。

タイトルとURLをコピーしました