令和二年新年寺社巡り。茨城県結城市の大桑神社に参拝しました。
由緒
和銅年(708−715)現在の大水川原に創建
享保八年(1723)洪水により社殿流出
延享二年(1745)現在地に再建
南向き
拝殿
拝殿向拝。水引虹梁には見事な 龍、兎の毛通しには 唐獅子牡丹 の彫り物がありました。う〜ん、鳥よけの金網が。。。仕方ないですが。
覆屋
覆屋には波板が貼られていました。雨避けだったら上部を覆わなければいけないと思うのですが。。。これじゃあ、雨が降り込んでしまいますね。という事はこれは雨避けではなく人避けか。
本殿
本殿西面
胴羽目。これは猩々ではないかな、と思います。由緒書きとは別に結城市教育委員会の案内板があったのですが、それには「光子甕割」とありました。司馬温公の甕割りの事かな?何にせよ、少なくともこの甕は割れてませんね。それから髪型が唐子っぽくなく、猩々によくある様な長髪なので猩々なのだろうと思うのです。が、まあこれは素人の私が間違っているのだと思います。
妻の二重虹梁には雷神と邪鬼の獅噛がありました。
こちら↓は 東石清水八幡神社 の向拝の邪鬼獅噛。似てる様な気がするけど、こちらの彫師もはっきり分かってない様です。
脇障子は林和靖。梅がないけど。
本殿背面
胴羽目。これは天岩戸ですね。
本殿東面
胴羽目は虎渓三笑。
二重虹梁にはこちらも邪鬼獅噛。多分、風神がいたのでしょうけど、欠損していました。
脇障子は李白観瀑。
中々手強い神社でした。
刺青師・龍元
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