令和二年新年寺社巡り。茨城県笠間市の笠間稲荷神社に参拝しました。

楼門。物凄い人出で参拝するのも一苦労。拝殿の写真は撮り忘れました。

由緒
白雉二年(651)創建
万延元年(1860)本殿再建
昭和三十四年(1959)旧本殿を内陣、旧拝殿を外陣として一体化 拝殿新築
御祭神
宇迦之御魂命(うかのみたまのみこと)
彫師
後藤縫之助
弥勒寺音八
諸貫万五郎
国指定重要文化財
南向き
境内の一部が工事中らしく紙に印刷してビニールを被せただけの案内板。

御本殿

向拝
向拝の八方睨みの 龍。木の枝の間から望遠を使って撮影したので、オートフォーカスが使えず、マニュアルフォーカス。少しピントが甘いか。

海老虹梁の 龍 も大迫力です。

胴羽目と脇障子
本殿東面。

案内板によると胴羽目七枚は蘭亭曲水の続き絵の様です。

愛好家泣かせの金網。でも仕方ないですね。

本殿背面。

左側の脇障子は鶴を愛する林和靖。

蘭亭曲水の宴というのは、中国晋代の穆帝(ぼくてい)の永和九年(353)三月、文雅の士41人が蘭亭に会して曲水の宴を催したもの。

そんな古い記録が中国に残ってるってのがまた凄い。

曲水の宴というのは、小川に盃を流して自分の前を通り過ぎるまでに詩歌を詠じて盃の酒を呑み、また次へ盃を流す遊び。風流ですなぁ。

右側脇障子。亀仙人の黄安か。

工事中のため境内の西側に回れず、神社の外から望遠を使って撮影。

通行人の目が痛いです。

腰組間琵琶板
これが案内板にいうところの後藤縫之助の 唐獅子牡丹 でしょう。右面の左。

右面右。

背面左。

背面中央。

背面右。

これでもかと繰り出される彫り物。他に手水舎や総門にも素晴らしい彫り物があったので、また次回に。
刺青師・龍元
022(2020.02.06)
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