椎尾山薬王院 三重塔と仁王門

三重塔二層回廊下南面 神社仏閣
プロフィール

彫師歴四半世紀余。東京六本木にて刺青芸術工房龍元洞を主宰。
日本のみならず、世界中で日本伝統刺青に注目が集まる中、世界の刺青大会に参加、北米・南米・欧州・豪州など各国の刺青師と交流。日本古来伝統の手彫りの技術の継承・研鑽とともに、日本文化の紹介にも力を注いでいます。

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三重塔

宝永元年(1704)現堂塔完成
彫師 嶋村円哲

椎尾山薬王院三重塔

胴羽目

胴羽目には十六羅漢が彫られていました。羅漢様には一人一人名前があるようですが、よっぽど特徴的なものでないと誰が誰だか分かりません。

虎を連れている羅漢様は迦理迦尊者(きやりきやそんじや)。

三重塔胴羽目
三重塔胴羽目
三重塔胴羽目
三重塔胴羽目
三重塔胴羽目

鬼を連れている羅漢様は迦諾跋釐惰闍尊者(きやだばりだじやそんじや)。

三重塔胴羽目
三重塔胴羽目

を連れているのは伐闍羅弗多羅尊者(ばじやらほつたらそんじや)。

三重塔胴羽目

他に仏様や従者などもいるので、誰が羅漢様で誰が従者なのか、本当に十六羅漢なのかすら分かりません。多分、1枚につき2人が8枚で16人なんだろうと思います。

三重塔二層回廊下

二層回廊下には力神がいました。南面。

三重塔二層回廊下南面

東面の力神。

三重塔二層回廊下東面

仁王門

元禄元年(1688)建立。彫師不明。

仁王門

虹梁上の

仁王門虹梁上

正面西側蟇股。亀仙人の黄安。

仁王門南面西側蟇股

正面中央蟇股には牛。

仁王門南面中央蟇股

正面東側蟇股には鶴仙人。巻物を持っている様に見えるので費長房という事にしておきます。

仁王門南面東側蟇股

裏面東側蟇股は丸太に乗ってる仙人。誰でしょう?

仁王門北面東側蟇股

〜追記(20.04.02)師匠のサイトを見ていたら、これは張騫(ちょうけん)と載っていました。Wikipedia には「張騫は大夏より帰国した後に黄河を遡ってその源流を突き止めた。張騫図には漢人風の人物が丸木の上に座ったポーズのものと、棹を持って立ったポーズのものがある」と載っていました。追記終わり〜

裏面中央蟇股には麒麟。背中に甲羅の様な模様があるので犀かな、とも思ったのですが、龍の様な長い髭があります。

仁王門北面中央蟇股

裏面西側蟇股は鯉仙人の琴高。

仁王門北面西側蟇股

刺青師・龍元

009

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