脇障子の鬼が印象的です [二所神社] 茨城県

二所神社 神社仏閣
プロフィール

彫師歴四半世紀余。東京六本木にて刺青芸術工房龍元洞を主宰。
日本のみならず、世界中で日本伝統刺青に注目が集まる中、世界の刺青大会に参加、北米・南米・欧州・豪州など各国の刺青師と交流。日本古来伝統の手彫りの技術の継承・研鑽とともに、日本文化の紹介にも力を注いでいます。

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令和二年新年寺社巡り。茨城県桜川市の二所神社にしょじんじゃに参拝しました。

二所神社鳥居

由緒

欽明天皇御代(539−571)八幡宮奉祀
朱雀天皇御代(930−946)羽黒神社奉祀
宝永五年(1708)正八幡宮(現本殿)造営
明治六年(1873)羽黒神社と八幡宮を合祀、二所神社と号す
御祭神
倉稲魂命(うかのみたまのみこと)羽黒
誉田別命(ほんだわけのみこと)八幡
南向き

二所神社案内板

拝殿。

二所神社拝殿

本殿

二所神社御本殿

向拝の龍です。

西面。

二所神社御本殿

妻飾りは鳳凰に乗った蕭史(しょうし)。 鸞に乗った梅福でしょう。蕭史の可能性も無くは無いです。

梅福仙人

胴羽目には梅の木。

梅の木

脇障子には小槌を持った鬼。

鬼

背面。逆光で上手い事写真が撮れませんでした。

二所神社御本殿

松の木かな。

松の木

東面。

二所神社御本殿

妻。西面が蕭史なのでこちらは奥さんの弄玉(ろうぎょく)かなと思いましたが、笛を吹いてないし、これは桃と鳳凰で西王母なのだと思います(多分)。

西王母と鳳凰

何の木だろ。大木風だけどそれにしちゃ葉っぱがデカイ。

大木

脇障子はこちらも小槌を持った鬼。各地で鬼の小槌の伝承があるみたいですが、これはどこから来てるんでしょうね。

鬼

今年の冬は暖かくて天気が良い日が多いので、神社を廻るには最高です。

刺青師・龍元

021(2023.02.04)

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