長野県上田市真田町を訪ねました。真田町は真田氏発祥の地で売ってる町です。
![ようこそ真田の郷へ](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2019/06/f3ac22ef.jpg)
上洗馬神社
寺社巡りの師に教えてもらった神社です。南向きの神社です。
![上洗馬神社](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2019/06/473b6330.jpg)
由緒
御祭神
大己貴命(おおなむちのみこと)
天照皇大神(あまてらすすめおおかみ)
秋葉大神(あきはおおかみ)
大山祇命(おおやまつめのみこと)
長野県神社庁より
亨禄四年(1531)諏訪神社の分霊を勧請
旧上洗馬村の産土神を祀る
明治三年(1870)社号を上洗馬へ改称
![扁額](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2019/06/a80c61b0.jpg)
![社殿](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2019/06/4c99b4fc.jpg)
![覆屋](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2019/06/9be31408-1024x802.jpg)
本殿
![本殿](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2019/06/6acd02ff-772x1024.jpg)
向拝周りは割とさっぱりとしています。可愛らしい阿行の 獅子 が置かれていますね。割と珍しい角のある狛犬型。「類聚雑要抄(るいじゅぞうようしょう)」という書物には、口を開けていて角が無いのが 獅子、口を閉じて角があるのが狛犬だと書いてあるのですが、ここのは角がある方が口を開けています。
![本殿](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2019/06/ddaecffc-857x1024.jpg)
東面胴羽目は亀仙人の黄安。3000年に一回しか首を出さない亀の背中に乗ってる仙人で、黄安はこの亀の首を5回も見たという超長寿の仙人。少なくとも一万五千歳!仙人も凄いが、亀も凄い長寿。でも本当かどうか確かめようがないよな。
![黄安](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2019/06/0e5a2e27-1024x828.jpg)
脇障子には蝦蟇仙人こと劉海蟾(りゅう かいせん)。ちょっと蕭白っぽくて私の好きなタイプの顔です。
![劉海蟾](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2019/06/de703ea9-610x1024.jpg)
背面胴羽目。鹿といるって事は寿老人ですかね。
![寿老人](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2019/06/eed2e80f-1024x697.jpg)
西面胴羽目には鶴仙人の王子喬(おうしきょう)と思ったんですが、「陽明門を読み解く」によると、笙(しょう)を吹いてない鶴仙人は費長房(ひちょうぼう)とされる事が多いそうです。つまり、彫った人に聞かないと本当の所は分からないって事かな?
![王子喬か費長房](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2019/06/c4efe56c-1024x880.jpg)
西側の脇障子には、反対側が蝦蟇仙人だったので、こちらは鉄拐仙人でしょう。分身の術を使う仙人です。
![李鉄拐](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2019/06/87356b4e-639x1024.jpg)
![鉄拐仙人](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2019/06/075a978d-750x1024.jpg)
こちら側にも可愛らしい吽行の 獅子。角はありません。
![本殿](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2019/06/7db34c09-764x1024.jpg)
手水舎
手水舎にも彫り物がありました。
![手水舎](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2019/06/ccf340b8.jpg)
![手水舎の龍](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2019/06/f3f66392-1024x768.jpg)
![手水舎の獅子](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2019/06/c36b0807-1024x768.jpg)
![案内板](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2019/06/836fa5dc-1024x722.jpg)
植木も刈り込まれてきれいに手入れがされた境内でした。
![境内](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2019/06/58d2aa2a-1024x768.jpg)
再訪しました
刺青師・龍元
コメント
私事なので?ですが、鶴に乗った仙人は持ち物によって区別しております。
王子喬(おおしきょう)は笙、 費長房(ひちょうぼう)は巻物。
何も持っていない場合は、控鶴仙人(こうかくせんにん) 、乗鶴(じょうかく)仙人としております。
こちらの西面胴羽目は、巻物を持っているので『費長房』だと思います。
でも、本当の事は、彫師さんと依頼主さんしか分からないと思っています。(^^;
なるほど、そんなに沢山いるんですね。ありがとうございます m(__)m