1年前の 2018年1月27日、栃木県佐野市の一瓶塚稲荷神社を訪ねました。

由緒
天慶五年(942)藤原秀郷 が創立した五社稲荷の一つ
文治二年(1186)現在地に遷座
御祭神
豊受姫神(とようけひめのかみ)
猿田彦神(さるたひこのかみ)
大宮能賣神(おおみやのめのかみ)
久々能智神(くくのちのかみ)
草野姫神(くさのひめのかみ)
拝殿
安政三年(1856)再建

向拝虹梁上には 龍 の彫り物。

海老虹梁にも見事な 龍。


反対側の海老虹梁。今にも飛んで行きそうですね。

木鼻には 獏。向拝柱の地紋彫りには毘沙門亀甲文様があしらってあります。柱の隣の面は紗綾柄。

獏の隣には 獅子。

本殿
安永七年(1778)再建
破風にも龍 が彫ってあって本当にカッコ良い。

ちょっと見えづらいですが、私の好きな力神がひっそりと屋根を支えています。

西面胴羽目には「金龍 武王を方相から護るの図」。

東側は「西王母」。武王も西王母も彫り物の題材として良く見ますね。

この頃私は主に向拝や木鼻の龍や獅子に執心で、中国の故事が多い羽目板彫刻には割と無関心だったので、あまり良い写真を撮ってないのですが、腰羽目にも素晴らしい彫り物がありました。

四隅の縁下木鼻には龍の彫り物。土台には沢山の白狐の置物が並べられていました。

この神社も稲荷なのに狐の彫り物は無いのかと探してみたら、小さいのがありました。上の二つは猫ですね。

刺青師・龍元
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