御本殿彫刻の彫師は矢部健次郎良長 [拝島日吉神社] 東京都

竹林の七賢 神社仏閣
プロフィール

彫師歴四半世紀余。東京六本木にて刺青芸術工房龍元洞を主宰。
日本のみならず、世界中で日本伝統刺青に注目が集まる中、世界の刺青大会に参加、北米・南米・欧州・豪州など各国の刺青師と交流。日本古来伝統の手彫りの技術の継承・研鑽とともに、日本文化の紹介にも力を注いでいます。

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令和四年三月中旬、東京都昭島市の拝島日吉神社に参拝しました。

拝島日吉神社鳥居

天正年間(1573-92)創建と云われる
嘉永五年(1852)現社殿再建
平成十七〜二十年(2005-08)社殿保存修理
本殿彫刻彫師 矢部健次郎良長
御祭神 大山咋命おおやまくいのみこと 香山戸命かがやまどのみこと 羽山戸命はやまどのみこと

拝島日吉神社拝殿

兎の毛通しは龍に乗り四海に遊ぶ玉巵弾琴ぎょくしだんきん

玉巵弾琴

向拝中備には定番の龍がありました。

向拝の龍

唐破風下には龍宮から宝珠を献上される武内宿禰たけうちのすくねの彫り物。

武内宿禰龍宮の宝珠を得る

ピンボケになってしまいました。

武内宿禰龍宮の宝珠を得る

海老虹梁持送りの化け鯉。翼が生えて来ていて、もうすぐ応龍になろうとしている所です。

化け鯉

頭貫上の欄間にいるのは日吉神社の神使、マサルさん。

猿

うかない顔をして柿が渋かったかな?

猿

他にも斗栱間の粟穂に鶉や鶴など、拝殿だけでも見応えのある彫り物が沢山あります。

粟穂に鶉

白木の拝殿に対して御本殿は彩色です。

拝島日吉神社御本殿

胴羽目には隠者らしき人が三人。

竹林の七賢

透明アクリル板の様な物で保護されています。

竹林の七賢

胴羽目の上の彫り物。綺麗に彩色されています。平成17〜20年に保存修理された様ですから、その時にお色直ししたのでしょう。まだまだ十分に綺麗ですね。

孔雀

脇障子は神功皇后です。劣化するのが一番速い箇所ですが、保護されている胴羽目と比べても遜色はありません。これから差が出るのかな。

神功皇后

腰羽目には唐獅子牡丹が彫られていました。

唐獅子牡丹

浜床と御本殿の土台の間は獅子の滝行。

獅子の滝行

背面です。

拝島日吉神社御本殿

隠者らしき人が三人。

竹林の七賢

映り込みが酷くて正面からは撮れませんでした。

竹林の七賢

左面も映り込みが酷くて正面からは撮れず。

拝島日吉神社御本殿

こちらにも隠者が三人。ありゃりゃ? 今の今まで三面で竹林の七賢人と思い込んでましたが、9人いますね。よく見ると竹林じゃないし。。。

竹林の七賢

胴羽目の上の彫り物。

応龍 鳳凰

脇障子は応神天皇を抱く武内宿禰。

応神天皇を抱く武内宿禰

アクリル板は残念でしたが、綺麗に彩色された御本殿の彫り物、拝殿の白木の彫り物は見応えがありました。

刺青師・龍元

052(2022.04.15)

コメント

  1. onijii より:

    onijiiです。
    正月明けにピンポイントで訪問しました。
    彩色がとても上手で綺麗ですね。

    写真綺麗に撮れてますね。
    アクリル板が反射して苦労しました。

    下手物好きなので、蛸、蟹、海老などに
    大喜びしました。(笑)

    • ここの彩色はまだまだ綺麗ですね。同じ頃に10億円以上掛けて修復した妻沼聖天堂の劣化具合は酷いモノですが。

      アクリル板は愛好家泣かせです。色々な角度から何十枚も撮りました。縁下持ち送りの蛸や蟹もズームで撮ろうと思っていたんですが、胴羽目で苦労しているウチに忘れてしまいました (泣)

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