令和二年二月吉日、刺青の弟子の彫鈴と一緒に千葉へ宮彫り巡りの旅に行って来ました。鈴右衛門と宮彫り巡りをするのは一年ぶりです。
まずは市川市の日枝神社。ここは住宅街の中の神社なので、本殿の裏のコインパーキングに車を駐めて参拝。
本殿の背後にはぴったりと張り付く様に波板が張ってありました。ムムム、これは手強いっス。
由緒
創建年不明
御祭神 大山咋神(おおやまくいのかみ)
南向きの神社です
向拝
中備と木鼻は 龍 です。
経年劣化なのか龍の指が丸くなってしまって、カエルの指みたい。
正面扉では 唐獅子 が吠えていました。
胴羽目
東面。背面が「猩々」なので、これも出典は能かもと思って調べると「天鼓」という話がありました。
背面には「猩々」。
師匠直伝の奥義を使って撮影しました。
西面。
笛を吹く人。笛が出てくる能の演目には「敦盛」があります。でもこれが「敦盛」なのかは分かりません。
脇障子
鯉の滝登りとは言いますが、鯉の滝くだりという言葉は聞きません。これは何と呼んだら良いのか。。。
綺麗に手入れのされた、丁度良い大きさの神社でした。
刺青師・龍元
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