商店街の中に鎮座する閑静な神社 [御嶽神社 其の一 拝殿と水行堂] 東京都

亀 神社仏閣
プロフィール

彫師歴四半世紀余。東京六本木にて刺青芸術工房龍元洞を主宰。
日本のみならず、世界中で日本伝統刺青に注目が集まる中、世界の刺青大会に参加、北米・南米・欧州・豪州など各国の刺青師と交流。日本古来伝統の手彫りの技術の継承・研鑽とともに、日本文化の紹介にも力を注いでいます。

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令和四年五月上旬、東京都大田区の御嶽神社に参拝しました。

御嶽神社鳥居

ここは彫り物がとても充実していたので、2回に分けます。今回は拝殿と水行堂です。

拝殿

御嶽神社

天文4年(1535)創建
天保2年(1831)現社殿建立
社殿彫師  藤原篤意ふじわらとくおき (大田区のサイトによると「藤原あつおき」)

兎ノ毛通しの鳳凰と向拝中備の松鷹。

鳳凰 松鷹

向拝木鼻の龍です。

木鼻の龍

御本殿脇の案内板には「社殿周囲の木彫りは藤原篤意作」となっていたので、拝殿の彫り物も藤原篤意作の様に読めます。

木鼻の龍

水行堂

境内には水行堂がありました。水行堂とは文字通り水行をして身を清める所です。神社では割と珍しいみたいです。

1867年頃の建立 登録有形文化財(建造物)

水行堂

虹梁上には見事な龍の彫り物がありました。

虹梁上の龍
虹梁上の龍
虹梁上の龍
虹梁上の龍
虹梁上の龍

御本殿拝殿建立より36年後の建立なので、彫師は別の人なのだと思います。

虹梁上の龍
虹梁上の龍
虹梁上の龍

こちら↓は同じく大田区の牛頭天王堂の木鼻の龍。稲葉音治良・信重(稲葉音治良信重という人なのか、稲葉音治良と稲葉信重の2人なのかは分かりませんでした)の作らしいですが、良く似ていると思います。

 大田区牛頭天王堂の木鼻

木鼻の亀も素晴らしい出来です。

亀
亀
亀

グーグルマップではここの前に参拝した御園神社から自転車で約20分、環八を真っ直ぐ行って新幹線を越えたら直ぐにポートが有る筈でしたが、新幹線は道路の下を走っていて、気が付いた時にはだいぶ通り過ぎてしまってました。

DOCOMOバイク

ドコモバイクシェアリングは1,650円で丸1日借りられるのですが、電チャリなのでバッテリーを気にせずストロングモードで楽々走れる様に、神社毎にいちいちポートに返して乗り換えながら走りました。

それより何より都内では、自転車を下手な所に停めて置くと行政に持って行かれて、3,000円位の保管料を取られます。なので、ポートに停めるのが安心です。神社までは徒歩2分。

御嶽神社の隣にはスーパーが有って、私が行った時はちょうど自転車狩りのトラックが来てました。都内はオートバイも駐禁の切符切られるし、やっぱりこの方法が1番。

かな?

次回は御本殿を紹介します。

刺青師・龍元

065-01(2022.05.14)

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