開けましておめでとう御座います。今年もよろしくお願い致しますm(__)m
去年から外弟子の彫鈴が来ているので、恒例の新年神社仏閣巡りに行って来ました。 今年は山梨県の北杜市。
下教来石諏訪神社
何の変哲も無い、普通の無人の神社です。私達とほぼ同時に来た一組の参拝者は拝殿にお参りしてさっさと帰って行きました。南向きの神社です。
由緒
創建 不明
元和三年(1817) 御朱印山より遷座
天保十五年(1844) 本殿再建
御祭神 建御名方命(たけみなかたのみこと)
本殿
でも、私達のお目当ては拝殿の裏にある本殿の彫刻。
海老虹梁には見事な 龍 の彫刻があります。
胴羽目には「猩々と酒壺」。猩々というのは酒をいくら呑んでも酔わない、人間ではない生き物ですね。二足歩行ですが、姿は人間に似ていたり毛むくじゃらだったり、諸説ある様です。
反対側も「猩猩と酒壺」。この酒壺は呑んでも呑んでも枯れない不思議な壺。一つ欲しい気もしますが、ダメ人間になりそうなのでやっぱりやめておきます。
背面には 唐獅子牡丹 の彫刻がありますが、覆屋の背面に窓が無い為、獅子の正面から見る事は出来ませんでした。右下に写っているのは弟子の彫鈴。
脇障子には「手長・足長」。手長足長は ヤマタノオロチ退治の神話 に出てくる手名椎(てなづち)と足名椎(あしなづち)という夫婦神に由来するという説があります。北斎・暁斎・国芳などの絵が有名ですが彫刻は珍しいそうです。
案内板が二枚。
本堂の周りはグルリと覆屋があり、窓には金網が張ってありますが中はよく見えます。前もって連絡をすると内部を見学出来るとの事。
再訪しました。
刺青師・龍元
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