令和五年一月中旬 群馬県高崎市の全透院地蔵堂に参詣しました
全透院地蔵堂には去年の八月に参詣しましたが 今回はオランダから彫師仲間の建尚さんが一時帰国していたので 弟子の彫鈴と一緒に再訪
前回素通りした鐘楼門を見て来ました
まずは妻飾りで梁を支える力神さま
こちらは南東向きで陽が当たるからか 大分傷んでいますね
こちらは北西に向いているので陽が当たらないせいか 細部まで綺麗です
おへそがバッテンです
本堂側から見た鐘楼門
兎ノ毛通しは亀です
唐破風下は飲んでも呑んでも酔わない不思議な生き物 猩々
反対側 つまり入口側の兎ノ毛通しは ちょっと分かりにくいですが 龍だと思います
唐破風下は 遊んでいて水甕に落ちた友人を助ける為に 躊躇なく高価な甕を叩き割った 司馬温公の甕割
一階部分の梁の上の蟇股には 各面二つづつ裏表に 彫刻がありました
どれがどこに有ったか分からなくなってしまったので 順不同です
まず内側から これは鶉かな?
猫に牡丹
これはなんという鳥でしょう 水鳥と杜若
鹿に紅葉
葡萄に栗鼠
松鶴
兎
梅の木
表側です 猫に牡丹
鹿に紅葉
葡萄に栗鼠
松鶴
兎
鶏
梅に山鵲
杜若と もしかして小鳥?がいるかな?
実はここには ピンボケだった地蔵堂の趙雲を撮り直しに来た筈なのですが 他の二人に色々説明している内に鐘楼門に心を奪われて マヌケな事に肝心の趙雲の撮り直しを忘れてしまいました また行かなくちゃ
刺青師・龍元
022(2023.02.18)
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