令和二年三月吉日、栃木県佐野市の榊神社に参拝しました。
参道は突き当たり手水舎の手前で左に直角に曲がります。
御祭神 保食神(うけもちのかみ)
東向き
拝殿向拝。カッコ良い 龍 ですね。これは期待できるかも。唐破風下には 唐獅子牡丹。
裏へ回ります。
ナント、各面胴羽目正面に柱があります。これは何とかならなかったのか。。。
まあ、仕方ありません。
屋根を支える力神さま。
胴羽目。鶴仙人ですね、黄鶴仙人という事にします。大分傷みが激しいですね。顔面がスライスされてしまっています。
御本殿背面。
胴羽目。七福神から布袋様・恵比寿様・弁財天・毘沙門天・大黒様の5人ですね。
御本殿左面。
こちらも力神さまが踏ん張っていらっしゃいます。
胴羽目。鶴が傍にいるので福禄寿、と思ったのですが、良く見ると小脇に鹿がしゃがんでいる様にも見えます。となると寿老人か。福禄寿と寿老人は両者とも南極星の化身で同一視される事もある(というより、寿老人はもともと福禄寿三星のうちの寿星の事)ので、両手に鹿と鶴なのかも。その場合には毘沙門天の奥さんの吉祥天が入って7人になるので、右の女仙は吉祥天。でも、傍に桃みたいなものを盆に載せてる子供がいるんだよなぁ。なのでこれは西王母かも。
結論、仙人が計8人いるので、下記のどちらかと思います。多分2番かなぁ。
- 黄鶴仙人+七福神(北面・黄鶴仙人、背面・七福神から5人、南面・南極老人と吉祥天)
- 七福神+西王母(北面・福禄寿、背面・七福神から5人、南面・寿老人と西王母)
境内社の愛宕神社の妻には邪鬼獅噛みがありました。
こんなおバアさんいますね。
彫り物は良かったですが、傷みが激しかったですね。あと、覆屋の柱の位置をもう少し考えてもらえれば良かったのですが、まあ、写真を撮るのは想定されていませんから、仕方ないです。
刺青師・龍元
048(2020.03.27)
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