日本伝統刺青 5 我慢

手彫り 日本伝統刺青
プロフィール

彫師歴四半世紀余。東京六本木にて刺青芸術工房龍元洞を主宰。
日本のみならず、世界中で日本伝統刺青に注目が集まる中、世界の刺青大会に参加、北米・南米・欧州・豪州など各国の刺青師と交流。日本古来伝統の手彫りの技術の継承・研鑽とともに、日本文化の紹介にも力を注いでいます。

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去年の夏あたりから Traditional Japanese Tattoo Association 日本語で言えば「日本伝統刺青協会」というのを作って、アムステルダムの二代目・建尚さんと一緒に、日本と刺青についてインスタグラムなどのSNSで海外に発信しています。


今回は我慢について。文と写真は建尚さんです。翻訳は私、刺青師・龍元です。不自然な日本語ですみません。

我慢

ガマン。刺青を入れるすべての人の拠り所となる基礎理念として作用する。

  • 刺青のためにお金を節約する我慢
  • 刺青の痛みを耐え忍ぶ我慢
  • 刺青に掛かる時間を割く我慢
  • 刺青を入れている間、苦しみを表情に出さない我慢
  • 刺青を入れている間、じっとして動かない我慢
  • 刺青施術の静寂の中、静かにしている我慢
  • 刺青が仕上がるまで、一貫して通い続ける我慢
  • 刺青一作品に一人の彫師を敬意を持って選ぶ我慢
  • 刺青が仕上がるまで見せない我慢
  • 刺青をちょうど良い所で止める我慢

刺青とは我慢の象徴であり、成し遂げる男の究極の理想を具現化する。逆境にも弱みを見せず、物事を最後まで見届け、強くあり続け、愚かにならず、人生において衝動的にならない。すべての男はそんな理想に向かって努力しなければならない。

一枚目の写真は建尚・二代目の師・村松建尚の作品です。

手彫り

(正確な翻訳ではありません)


上から三つが特に重要ですね。まず、お金と時間を作って痛みに耐える。私の所では「三つの我慢」と言っています。

ハンパな刺青を見れば「金が無え、時間が無え、なんて言い訳して、ホントは痛いのが我慢できないだけだろ」なんて昔から言いますね。

だからこそ、仕上がっている人は尊敬憧憬の眼差しで見られるのです。

刺青師・龍元

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