ちょいワル親父と [龍] 肩額七分袖

龍 肩額七分袖 手彫り刺青作品
龍 肩額七分袖
プロフィール

彫師歴四半世紀余。東京六本木にて刺青芸術工房龍元洞を主宰。
日本のみならず、世界中で日本伝統刺青に注目が集まる中、世界の刺青大会に参加、北米・南米・欧州・豪州など各国の刺青師と交流。日本古来伝統の手彫りの技術の継承・研鑽とともに、日本文化の紹介にも力を注いでいます。

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新年早々、仕事初めの日に一人仕上がりました。

この人は何年か前からフランスから通って来てくれていて、腿と背中にも私の作品が入っています。年の頃は私より少し上だったかな?白い髭がカッコ良いですね。昔で言えば「ちょいワル親父」という感じですか。

龍 肩額七分袖

二の腕の中程が黒っぽくなっていますが、古いタトゥーが入っていたのを潰してくれとの注文でカバーアップしました。カバーアップの為にの色はブルーを選択。

龍 肩額七分袖

私より背が高く腕も太いのですが、所要時間は休憩込みで20時間。スジはマシン、色を含めてボカシは手彫りです。

龍 肩額七分袖

以前はこれくらいの体格の人で七分袖が25〜27時間掛かってたのですが、数年前に針のブランドを変えたのと、一年前から針の選別方法を変えたのが大きく影響している様です。

手間暇掛けて売り上げ落としてどうする‼︎ もちろん、この人の肌質もまた大きく関係しています。

袖口のミキリは福を巻き込む様に、必ず内向きに。

刺青師・龍元

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