狭山八幡神社 其の一からの続きです。
本殿
享和二年(1802)建立
彫師
上田沢 並木源二襍訓
上神梅 鏑木半二邦高
向拝
水引虹梁上には董奉(とうほう)。虎を番犬代わりにしていた中国の仙人です。病を治しますが、銭は取らなかったそうです。
ちょっと見づらいんですが、董奉の上には司馬温公の甕割り。水を張った壺に落っこちた友人を助ける為に司馬光は物凄い高価なその壺をためらいも無く叩き割った、という話。
胴羽目
本殿東面
東面洞羽目には七福神の琴棋書画。布袋と大黒天の棋と唐子。
本殿背面
本殿背面胴羽目も七福神の琴棋書画。弁財天の琴・福禄寿の笛・吉祥天の笙(しょう)と唐子。笙というのは中国の楽器です。この頃の七福神は寿老人の代わりに毘沙門天の奥さんの吉祥天が入る事が多いみたいですね。
本殿西面
こちらも七福神の琴棋書画。毘沙門天と恵比寿の書と唐子。
さて、ここで問題です。唐子は全部で何人でしょう?
なんてくらいに唐子が沢山いました。実を言うと胴羽目の下の腰羽目も全部唐子遊びでした。彫師が唐子好きだったのか施主が唐子好きだったのか。。。続きはまた次回。
刺青師・龍元
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