神仏習合の影響が色濃く残ります [八坂神社] 栃木県

八坂神社御本殿覆屋(諏訪神社境内社) 栃木県
プロフィール

彫師歴四半世紀余。東京六本木にて刺青芸術工房龍元洞を主宰。
日本のみならず、世界中で日本伝統刺青に注目が集まる中、世界の刺青大会に参加、北米・南米・欧州・豪州など各国の刺青師と交流。日本古来伝統の手彫りの技術の継承・研鑽とともに、日本文化の紹介にも力を注いでいます。

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令和二年三月吉日、栃木県佐野市の八坂神社に参拝しました。

参道は鳥居奥の神楽殿の手前で右に直角に折れています。駐車場は鳥居手前の手水舎の脇。

八坂神社鳥居
八坂神社拝殿

御由緒

建仁二年(1202)現佐野市牧町に勧請して牛頭天王を祀る
暦応二年(1339)洪水により流され、現在地に止まる
明治五年(1872)八坂神社に改称
御祭神 素戔嗚尊(牛頭天王)
南向き


八坂神社御本殿

東面

八坂神社御本殿

「蘇鉄」と「鷹(鷲かも)」ですね。

鷹 蘇鉄

脇障子は「唐獅子牡丹」。

唐獅子牡丹

背面

八坂神社御本殿

向かって左は「司馬温公の甕割り」。

司馬温公瓶割り

中央は「素戔嗚尊(牛頭天王)の大蛇退治」。

須佐之男命大蛇退治

向かって右の胴羽目は持ち物から推測すると「毘沙門天」の様ですね。鬼に宝塔を奪われて追いかけているのかな。

捷疾鬼 しょうしつき

〜追記(20.04.12)能の本を読んでいたら「舎利」という話を見付けました。どうやらコレは毘沙門天ではなくて韋駄天。

釈迦が涅槃(ねはん)のとき仏舎利を盗んだ捷疾鬼(しようしつき)を韋駄天が追って取り戻したという話の様です 追記終わり〜

西面

八坂神社御本殿

東面と同じく胴羽目は「蘇鉄」と「鷹(鷲かも)」。

鷹 蘇鉄

脇障子は「猫」?なぜ?

麝香猫

背面中央胴羽目の「素戔嗚尊」以外は、画題の選択に少し?がついてしまいますが、結構古そうなので、まだそこまで洗練しきれてない頃の作なのかも知れませんね(あくまで素人の想像)。良い神社でした。

刺青師・龍元

046(2020.03.25)

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