令和六年九月下旬 秋田県美郷町の日吉神社に参拝しました。
慶長三年(1598)創建
明治二十三年(1890)現拝殿再建
明治三十三年(1900)現本殿再建
御祭神 大山咋命
向拝です。
木鼻の獅子。
怖いです。
水引虹梁には 波に兎が彫られています。珍しくはないですが ここは御本殿縁下にもぐるりと波に兎が彫られていて 特別な思い入れがある様に感じます。
中備は 竹林の虎です。
扉上の梁には 葡萄と猿が彫られていました。
葡萄は猿の好物です。
愛知県のブドウ園が 猿による食害に悩まされているとニュースで見ました。
御本殿に廻ります。
明治三十三年(1900)再建の御本殿。
向拝の龍です。
水引虹梁には鯉がありました。
向拝柱には 鯉の滝登りがありました。
側面は 葡萄に栗鼠。
木鼻の龍。とうもろこしみたいな腕です。
海老虹梁は 松に鷹。この辺りでは海老虹梁にお馴染みの意匠みたいです。
扉脇は 昇り下りの龍。
上部組物間には背面の 鼠と牛 から始まって十二支が1〜2づつ各面に二点あり 正面の右側は 蛇と馬です。
正面左側の 本来なら羊が来るべきところに 狐の様な彫り物が。。。毛がフサフサしていて妖狐か霊狐の類でしょうか。
犬は猪と一緒に左面にいる↓ので やはりこれ↑は 狐だと思います。
狐 の入った十二支なんて聞いた事ありませんが。。。
スルーしてしまったので 気になっている方もいると思いますが 秋田と言えば 軒下の力神ですね。次回は胴羽目と力神を紹介します。胴羽目も関東の物に引けを取らない立派な力作でした。
刺青師・龍元
085-01(2024.11.02)
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