令和二年三月吉日、栃木県佐野市の八坂神社に参拝しました。
参道は鳥居奥の神楽殿の手前で右に直角に折れています。駐車場は鳥居手前の手水舎の脇。
御由緒
建仁二年(1202)現佐野市牧町に勧請して牛頭天王を祀る
暦応二年(1339)洪水により流され、現在地に止まる
明治五年(1872)八坂神社に改称
御祭神 素戔嗚尊(牛頭天王)
南向き
東面
「蘇鉄」と「鷹(鷲かも)」ですね。
脇障子は「唐獅子牡丹」。
背面
向かって左は「司馬温公の甕割り」。
中央は「素戔嗚尊(牛頭天王)の大蛇退治」。
向かって右の胴羽目は持ち物から推測すると「毘沙門天」の様ですね。鬼に宝塔を奪われて追いかけているのかな。
〜追記(20.04.12)能の本を読んでいたら「舎利」という話を見付けました。どうやらコレは毘沙門天ではなくて韋駄天。
釈迦が涅槃(ねはん)のとき仏舎利を盗んだ捷疾鬼(しようしつき)を韋駄天が追って取り戻したという話の様です 追記終わり〜
西面
東面と同じく胴羽目は「蘇鉄」と「鷹(鷲かも)」。
脇障子は「猫」?なぜ?
背面中央胴羽目の「素戔嗚尊」以外は、画題の選択に少し?がついてしまいますが、結構古そうなので、まだそこまで洗練しきれてない頃の作なのかも知れませんね(あくまで素人の想像)。良い神社でした。
刺青師・龍元
046(2020.03.25)
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