令和二年三月吉日、栃木県佐野市の山神社に参拝しました。ここは「さんじんじゃ」と読むんですかね。「やまじんじゃ」や「やまのかみしゃ」と読む所もある様ですが。
御本殿のみのシンプルな神社です。
正面扉脇板には龍。
普通は右に登り龍が来る事が多いのですが、ここでは左に登り龍、右に下り龍です。
御本殿右面。
胴羽目は鯉仙人の琴高。
御本殿背面。
背面胴羽目は張果老の瓢箪から駒。
獅子鼻。
御本殿左面。
このゴザ仙人は誰?
列仙全伝を見てみると、ゴザ仙人は二人載っていました。
一人は張志和。コトバンクで調べると、水上にムシロを敷いて酒を飲み、詩を吟じ、鶴に乗って昇天したそうです。鶴仙人でもある訳ですね。胴羽目の彫り物には鶴がいないので、これではなさそうです。
もう一人は道丙。胴羽目の彫り物はこれっぽいですが、道丙がどういう人なのかは分かりませんでした。本文は後漢の東陽人という所までしか読めません。。。
〜追記(20.03.24)色々調べていたら、同じ絵で趙丙と表記してある本を見付けました。そう思ってこちらを見て見ると「道」とは違う字の様にも見えます。「逍丙」かな?どちらにしてもどういう人かは分かりません。追記終わり〜
瓢箪から
駒!
刺青師・龍元
045(2020.03.23)
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