先日、背中額彫り唐獅子牡丹が仕上がりました。スジは機械彫り、ボカシは手彫りです。スジというのは輪郭線の事、ボカシというのは色や黒墨でスジの間を埋める事です。
このお客さんは途中何年かブランクがあったので、足掛け7年くらい掛かりました。
本来なら、真面目に週2時間ずつ通えば9ヶ月くらい、盆暮れ正月などのたまの用事にお休みしても1年掛からないくらいですね。
まあ、そうは言っても、人生いろいろあるし、要は仕上がれば良いのですからね。
月に4時間づつだと1年半、月に2時間ずつだと約3年で仕上がる計算になります。もちろん図柄や体の大きさによっても変わります。
今コツコツ頑張っている人も、ちょっとお休みしている人も、自分のペースで通って下さい。
刺青師・龍元
唐獅子牡丹
♪ 親に貰った 大事な肌を
墨でよごして 白刃の下で
積もり重ねた 不幸の数を
祭り囃子に 詫びて行く
背中に血染めの 唐獅子牡丹
詞:水城一狼・矢野亮
曲:水城一狼