雷神様と呼ばれる神社 [樋口 雷神社] 茨城県

樋口雷神社大鳥居 神社仏閣
プロフィール

彫師歴四半世紀余。東京六本木にて刺青芸術工房龍元洞を主宰。
日本のみならず、世界中で日本伝統刺青に注目が集まる中、世界の刺青大会に参加、北米・南米・欧州・豪州など各国の刺青師と交流。日本古来伝統の手彫りの技術の継承・研鑽とともに、日本文化の紹介にも力を注いでいます。

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令和二年新年寺社巡り。茨城県筑西市の樋口雷神社を訪れました。

樋口雷神社鳥居

鳥居といい拝殿といい、渋い寂れ具合です。

樋口雷神社拝殿

由緒

寛治元年(1087)創建
元禄二年(1689)拝殿建立
安永五年(1776)本殿再建
安永八年(1779)拝殿を幣殿に改築して新拝殿建立
御祭神
別雷大神(わけいかづちのおおかみ)
南向き

樋口雷神社案内板

なるほど、本殿覆屋と拝殿の間の小さい建物が旧拝殿という訳ですね。

樋口雷神社

本殿

樋口雷神社御本殿

向拝。珍しい事に水引虹梁がなく、二匹の龍が向かい合っています。そういえばと思って、ここの前に参拝した神社の写真を見返してみると 天満宮 の本殿と 大桑神社 の拝殿の向拝も水引虹梁がなく、向かい龍の丸彫りで柱を繋ぐタイプです。ここら辺の傾向なのか。

樋口雷神社御本殿向拝

それから、ここにも角のある 獅子 が。やっぱり気が付かなかっただけで、普通にあるもんなんですね。

狛犬型獅子鼻

脇障子の付き方も変わっています。これは最近修繕した感じですね。

樋口雷神社御本殿

本殿に向かって右側の胴羽目。吉祥天と弁財天の双六を毘沙門天が観戦。

弁財天と吉祥天の双六 観戦する毘沙門天

背面は司馬温公の甕割り。

司馬温公甕割

向かって左側胴羽目は布袋と大黒の碁打ちを福禄寿と恵比寿が観戦。

布袋尊と大黒天の囲碁 観戦する恵比寿天と福禄寿

ここに来て、木鼻とか向拝とか細かいところがおざなりになっていた事に気付かされました。これからはもっと気を配ろう。って現場では中々コレが出来ないんですよね。

薄靄の中、次の神社へ向かう途中に大鳥居を発見。地図で見ると鳥居の下の小道を800mほど行くと神社があります。

樋口雷神社大鳥居

刺青師・龍元

020(2020.02.03)

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