令和三年十一月中旬、山梨県甲州市の三島神社に参拝しました
まだ4時過ぎですが、冬場は日暮れが早いです
小さめの拝殿です
元禄十六年(1703)移御
文政年間(1818-31)土橋文蔵により本殿造替 程度は不明
御祭神 大山祇命
立派な御本殿です
御本殿右面。暗いので荒い画像になってしまいました
胴羽目は唐獅子牡丹 案内板によると山を護るそうです
背面です
滝と唐獅子 案内板によれば、水を護ります
左面。こちらは西向きなので少し明るいです
洞穴の中の唐獅子 案内板には生活を護るとあります
唐破風下には鳳凰がありました
水引虹梁上には人物と龍
手には錫杖を持っています
龍といるので十六羅漢の一人、伐闍羅弗多羅尊者だと思います
兎ノ毛通しには応龍 破風にまで非常に細かい地紋彫りが施されています
扉が奥まっていて、内側の壁には獏がありました お寺と同じ様にここを外陣と呼ぶらしいです
扉には竹林の鶴
扉両脇の小板には登り降りの龍 外陣右側内壁にはやはり獏です その下にはカニ
左側脇障子は蝦蟇仙人の劉海蟾
何とも言えない味のあるお顔です
左が蝦蟇仙人なので、右側脇障子は杖仙人の李鉄拐だと思います
随分とシャクレ顔 物想いに沈んでいるのでしょうか
立派な屋根です
屋根の上には鬼面がありました 右面
前面
左面
案内板には「土橋文蔵が造り替えたが、どの程度かは不明」となっていました 同じく土橋文蔵が建て替えた初鹿野諏訪神社と同じ様に、メチャクチャ細かい地紋彫りが躯体にまで施されているので、かなりの程度で文蔵が建て替えたんじゃないかな〜と想像します
彫師が誰なのかは分かりませんが、鬼面は両社で同じ人みたいな感じです 胴羽目は違う人かな〜
なんて素人が色々考えますが、まるっきりアテになりません
刺青師・龍元
157(2021.12.15)
コメント
onijiiです。
唐獅子の筋肉が凄いですね!
人物や鬼面の顔が印象的!!
あえてこの顔にしたのでしょうね。(笑)
やっぱり顔ですよね〜
良い彫り物は心が動かされます