ついに完成 [玉巵弾琴図]

玉巵弾琴図 手彫り刺青作品
プロフィール

彫師歴四半世紀余。東京六本木にて刺青芸術工房龍元洞を主宰。
日本のみならず、世界中で日本伝統刺青に注目が集まる中、世界の刺青大会に参加、北米・南米・欧州・豪州など各国の刺青師と交流。日本古来伝統の手彫りの技術の継承・研鑽とともに、日本文化の紹介にも力を注いでいます。

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[玉巵弾琴図] 始まりました! からの続きです

玉巵弾琴図ぎょくしだんきんずがついに完成しました。割と珍しい画題ですが、北斎や狩野栄川なども描いている伝統的な図柄です。

ついにって言っても、数年前に彫った龍に玉巵を足しただけなので、スジに1時間、ボカシに4時間なので、あっという間です。

玉巵弾琴図

玉巵ぎょくしというのは天上界で一番偉い女仙・西王母せいおうぼの娘。一弦琴いちげんきんを奏でて、その音色で龍を操ります。

詳しくはこちらをどうぞ 刺青図柄の意味 玉巵弾琴(太真王夫人)

玉巵弾琴図

龍は以前に仕上げた私の作品です。

玉巵弾琴図

膝の関節の横に顔があるので、足を伸ばしている時と曲げている時で微妙に表情が変わります。刺青ならではの魅力の一つです。

玉巵弾琴図

このお客さんは全部マシンで、という注文です。マシンなので肌が真っ赤になってしまってますが、治れば玉巵の下の龍の様に綺麗な薄墨仕上げになります。

〜追記 約一ヶ月後の写真です。

玉巵弾琴図

まだ墨が若く肌も光っている感じですが、これから半年から1年掛けて落ち着いてきます。

玉巵弾琴図

他に、『スジ=マシン ボカシ=手彫り』『スジからボカシまで全て手彫り』にも対応していますので、ご相談ください。

刺青師・龍元

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