[玉巵弾琴図] 始まりました! からの続きです
玉巵弾琴図がついに完成しました。割と珍しい画題ですが、北斎や狩野栄川なども描いている伝統的な図柄です。
ついにって言っても、数年前に彫った龍に玉巵を足しただけなので、スジに1時間、ボカシに4時間なので、あっという間です。
玉巵というのは天上界で一番偉い女仙・西王母の娘。一弦琴を奏でて、その音色で龍を操ります。
詳しくはこちらをどうぞ 刺青図柄の意味 玉巵弾琴(太真王夫人)
龍は以前に仕上げた私の作品です。
膝の関節の横に顔があるので、足を伸ばしている時と曲げている時で微妙に表情が変わります。刺青ならではの魅力の一つです。
このお客さんは全部マシンで、という注文です。マシンなので肌が真っ赤になってしまってますが、治れば玉巵の下の龍の様に綺麗な薄墨仕上げになります。
〜追記 約一ヶ月後の写真です。
まだ墨が若く肌も光っている感じですが、これから半年から1年掛けて落ち着いてきます。
他に、『スジ=マシン ボカシ=手彫り』『スジからボカシまで全て手彫り』にも対応していますので、ご相談ください。
刺青師・龍元