竹田四郎治による壮麗な彫刻 [八幡宮] 栃木県

天女 栃木県
プロフィール

彫師歴四半世紀余。東京六本木にて刺青芸術工房龍元洞を主宰。
日本のみならず、世界中で日本伝統刺青に注目が集まる中、世界の刺青大会に参加、北米・南米・欧州・豪州など各国の刺青師と交流。日本古来伝統の技術である手彫りの継承・研鑽とともに、日本文化の紹介にも力を注いでいます。

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令和二年三月吉日、栃木県栃木市の八幡宮に参拝しました。

鳥居の脇に駐車場があります。

八幡宮鳥居
八幡宮参道階段
八幡宮拝殿

御由緒

延宝元年(1673)創建
文政九年(1826)本殿造営
昭和三年(1928)拝殿改築
御祭神 誉田別命(ほんだわけのみこと)
彫師 竹田四郎治
南向き

八幡宮由緒書き

一見、取り組みやすそうな覆屋に見えます。

八幡宮本殿覆屋

ところがここも細目金網でしっかりとガードされていました。レンズ径より細かい網は、網に対して角度を付けて撮影すると網が写ってしまいます。まあ、それでも彫り物に直接網を被せるよりは遥かにマシですが。

八幡宮御本殿
八幡宮御本殿

胴羽目

胴羽目は「源頼光 大江山の酒呑童子退治」で統一されていました。この画題、結構人気ですね。色んなところで見掛けます。

左面胴羽目。源頼光一行 が道を尋ねる場面。山伏が6人いるので、頼光四天王に藤原保昌を加えたバージョン。

源頼光大江山の鬼退治

背面胴羽目。仏の化身の翁と嫗に出会い、鬼には毒になり人間には薬になるという「神便鬼毒酒」と、太古の昔、神軍が悪魔を鎮める際に八幡大菩薩が使っていたという「星兜」を与えられる場面。

源頼光大江山の鬼退治

右面胴羽目。酒呑童子と鬼たちに神便鬼毒酒と舞を振る舞う頼光一行。

酒呑童子


八幡宮御本殿

右面の妻にだけ力神がいました。

八幡宮御本殿妻飾り
力神

向拝の木鼻は珍しく前向き横向きともに です。前向きの の色が違うのは、後付けだから?作風もなんとなく違う様な気がします。左右とも前向きの木鼻はこの色の でした。

獏

大江山の鬼退治 は、幼少の頃から慣れ親しんで来た大好きな話の一つなので、彫り物を存分に満喫できました。

刺青師・龍元

043(2020.03.22)

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