令和三年九月中旬、埼玉県坂戸市の諏訪神社に参拝しました。
文亀二年(1502)創建とも永正一五年(1518)創建とも伝えられる
御祭神 建御名方神
拝殿の中には綺麗さっぱり何もありません。
その昔、赤尾のお諏訪さまと島田のお諏訪さまと小沼のお諏訪さまが龍神となって戦い、赤尾の龍神さまが片目になって、その時受けた傷が今も彫刻の龍神に残っている、と伝わります。尻尾が切られたとも云われます。
向拝の龍。
裏に廻ります。
御本殿。龍が沢山彫られた御本殿ですが、どの龍も片目ではないし、特に傷という様な物は見当たりません。
兎ノ毛通には鳳凰。破風入りには鶴。中備に龍です。
御本殿右面。
胴羽目は龍仙人の陳楠。日照りで困っていた村人達のために、鉄椀から龍を呼び出して雨を降らせたと云います。
内田裕也似です。
脇障子は唐獅子牡丹。
背面に廻ります。
胴羽目は玉巵弾琴。玉巵が一絃琴を奏でると百禽が集まり、龍が琴の音色に聞き惚れると伝わります。
太真王夫人とも云います。
特に傷跡もありませんし、尻尾もあります。
御本殿左面。
むむむ…これは何でしょうか?
珠を持った白衣観音にしか見えませんが…
この板にも龍がいます。
こちらの脇障子も唐獅子牡丹。
正面扉の上にも龍の彫り物がありました。
他にも扉脇板や尾垂木にも龍が彫られていました。
神社には蜘蛛の巣が付き物ですが、中には驚くほど大きいものがいます。最近は彫り物そっちのけで蜘蛛の写真を撮ってたりします。苦手な方もいると思うので写真は小さく。クリックで拡大します。
刺青師・龍元
116(2021.09.28)
コメント
onijiiです。
龍の伝説は?素朴な疑問?(笑)
蜘蛛も拡大してみると、綺麗なんもんですね。
本殿の背面に回る際に、よく纏わりつきます。
いつもでも粘々していて気持ち悪いです。(笑)
龍の伝説の傷は何処へ行ったんですかね。
近隣に他にも二社お諏訪さまがあった様ですから、混ざってしまったのかも。
蜘蛛は赤いのやら黄色いのやら、模様が綺麗ですよね。
離れた所から撮影するとカメラのオートフォーカスが反応しないので、手動のピント合わせが難しいです。