鶴亀唐獅子 [叶谷住吉神社] 東京都

叶谷住吉神社 神社仏閣
プロフィール

彫師歴四半世紀余。東京六本木にて刺青芸術工房龍元洞を主宰。
日本のみならず、世界中で日本伝統刺青に注目が集まる中、世界の刺青大会に参加、北米・南米・欧州・豪州など各国の刺青師と交流。日本古来伝統の手彫りの技術の継承・研鑽とともに、日本文化の紹介にも力を注いでいます。

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令和二年十月、東京都八王子市の叶谷かのうや住吉神社に参拝しました。

叶谷住吉神社鳥居
叶谷住吉神社拝殿

御由緒

寛平年間(889~897)勧請 鵜森神社と称する
天延四年(976)再建
永承六年(1051)住吉神社を勧請
天福元年(1233)再建
天正十年(1582)再建
天正十八年(1590)焼失
元和三年(1617)再建
承応二年(1653)再建
弘化二年(1845)再建
御祭神 表筒男命うわつつおのみこと 中筒男命なかつつおのみこと 底筒男命そこつつおのみこと


叶谷住吉神社

案内板には1845年が最後の再建になってますが、もっと新しそうに見えますね。

叶谷住吉神社御本殿

向拝はおめでたい松鶴。

向拝 鶴

赤い玉垣が反射して、御本殿がオレンジ色に見えますが、実物はもっと黄色いです。

叶谷住吉神社御本殿

松の枝に鶴と雛。その下に亀。

鶴の子育てと亀

背面

叶谷住吉神社御本殿

で〜吠えて〜る♩唐獅子牡〜丹〜 ♫

唐獅子牡丹

左面

叶谷住吉神社御本殿

鶴亀

鶴亀

扉脇も鶴。脇障子は鷹でした。

叶谷住吉神社御本殿

脇障子の鷹は良いとしても、背面はどうして唐獅子なんだろ、と思いました。何か理由があるのか。

刺青師・龍元

256(2020.11.14)

コメント

  1. onijii より:

    onijiiです。
    最初の写真を見て、新品かと思いました。
    塗料を吹き付けたような?
    彫刻は江戸時代の作品ですね。(笑)

    昨日はまた群馬遠征しました。
    60ヶ所ほど回り、獅噛1(Sさん紹介)、
    邪鬼1、胴羽目3、欄間1でした。

    これでみどり市と桐生市の調査が終わった
    ので、纏まったら送りますね。

    • 龍元 より:

      やっぱりこの色は塗料なんですね。たま〜にこんな感じの彫物を見かけます。彫物の細部や角なんかがまだしっかりと残っているので、もっと新しいものかと思いました。保存の為の特殊な塗料なんでしょうか?

      調査ご苦労様です。いつも有難うございます m(__)m

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