令和二年新年寺社巡り。茨城県つくば市の吉沼八幡神社に参拝しました。
由緒
寛治元年(1087)創建
江戸時代前期 現社殿建立
本体頭貫上蟇股背面に「貞享二年(1685)武州江戸住彫物大工島村八郎左衛門伜吉兵衛」の記載あり
八幡神社なので御祭神は誉田別命(ほんだわけのみこと)でしょう。
本殿
かなり残念な事になっています。まあ、300年以上前の建立なので仕方ないのでしょう。
角有りの 獅子 は珍しいですね。平安時代に記されたと言われる「類聚雑要抄(るいじゅぞうようしょう)」という書物には、口を開けていて角が無いのが獅子、口を閉じて角があるのが狛犬だと書いてありますが、今ではどちらも角が無いのが普通です。
背面。今まさに崩壊中。
西面にはまだ胴羽目彫刻が残っていました。
う〜ん、物を立てかけるのは良く無いと思います。傷みが進んでしまっていて見た目悪いですけど、だからこそ大事にしなくちゃいけません。
二重虹梁には 龍。
境内には文化財である事を示す大きくて立派な石柱や石造りの由緒書きなどがいくつも建てられている割に、本殿はあまり大事にされてないのかなと感じました。
刺青師・龍元
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