其の一からの続きです。
本殿北面

向かって左の脇障子は鯉の滝登り。この面の反対側の面、つまり表側には滝と梅の木と、この鯉の腹と胸ビレがありました。

向かって左側の胴羽目。画題は???

中央胴羽目。画題は漢の桓帝(かんのかんてい)? って、私がよく参考にさせてもらっている 雄峯閣 装飾の間 というサイトに似た彫り物が載っていただけで、他に根拠はありません。東面にあった陶淵明も実は琴 (しかも弦を張っていない琴!) を弾くらしいので、もしかしたらそっちかも。

右側胴羽目。これも画題は???もしかしたら、左側の羽目板とともに中央の羽目板の続きなのか。

脇障子はこちらも鯉の滝登り。

腰羽目は背面も唐子シリーズ。右側羽目板は相撲。

真ん中は唐子の獅子舞。こちらもロックンローラーですね。

右側は漁り。唐子は皆楽しそうですが、真ん中の唐子は本当に心の底から楽しそうです。

本殿西面
腰羽目が二枚欠損しています。

左側胴羽目。背後に杏の木があるので虎仙人の董奉(とうほう)だと思います。

扉脇右側羽目板は李白観瀑(りはくかんばく)。

腰羽目は蓬莱山を背に乗せた霊亀の周りに集う唐子。

木階周り。

木階上の羽目板は麟吐玉書(りんとぎょくしょ)。

階段の下には 唐獅子 。足元にはヒトデの様なものが散乱しています。獅子が海に行くのか。それともヒトデではないのか。

色々見て来て色々知れば知るほど確信が持てなくなります。う〜ん、奥が深い。。。
刺青師・龍元
010-02(2020.01.21)
コメント
Awesome post! Keep up the great work! 🙂
Thanks! Yes I will.