令和二年新年寺社巡り。茨城県桜川市の八柱神社に参拝しました。
石柱には「輪煥之地 八柱神社」とあります。
拝殿。案内板によると、屋根など改築を繰り返して変更されていた部分を昭和六十二年に調査復元したとの事。
由緒
天明五年(1785)金剛院聖天堂として現本殿建立
明治初頭、廃仏毀釈により金剛院廃寺
明治四年(1872)郷内に散在する八柱の神を合祀、塙世鎮守となる
昭和六十二年(1987)拝殿復元改築
彫師 下野国都賀郡富田驛住 磯辺義兵衛英信
南向き
御本殿
裏には立派な本殿がありました。
本殿東面
胴羽目、腰羽目、脇障子に支輪、龍頭に獅子頭の木鼻など、彫り物てんこ盛り。
木階上にも胴羽目彫刻があります。
木階上羽目板は西王母。死と生命を司るとも言われます。
階段の下は 獅子 の滝行。
身舎には扉を挟んで2点の胴羽目。
扉の左側の羽目板。画題は陶淵明(とうえんめい)の酴醿漉釃図(とぶろくしのず)。酒をこしている図だそうです。
右側羽目板。牛を連れている仙人は巣父しか知りませんが、私が今まで見た事ある巣父は常に許由とセットでしたから、これはどうなのか。
腰羽目は唐子シリーズ。向かって左側は唐子の闘犬。
中央。二股大根を運んでますね。ここは元は聖天堂だからだと思います。
向かって右は唐子のロックンローラー。
背面と西面にも沢山の彫り物がありましたが、続きは其の二で。
境内
境内には欅の巨木がありました。
正面から見ると実は二本。
大きい木や石を見ると神性を感じてしまいますね。
刺青師・龍元
010-01(2020.01.20)
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